システム制御情報学会 学会誌 「システム/制御/情報」 56 巻,4 号,pp.180-183,2012 年

『初学者のための図解でわかる制御工学 I』 特集号

浦久保:可制御性と状態フィードバック

 M ファイル
pendubot.zip
【ファイル構成】
 ファイル群 1
 ・pendubot_lqr.m:アーム型倒立振子の線形化方程式 (1)-(3) 式から最適レギュレータを
          構成し,数値積分を行います.

 ・pendubot_eq.m : アーム型倒立振子の運動方程式(解説「物理法則に基づくモデリング」
          に示されている非線形微分方程式 (22), (23) 式)から加速度を求めます.


 ファイル群 2
 ・pendubot_controllability.m : アーム型倒立振子のシステム行列 (2), (3) 式を定義し,
          可制御行列 ((5) 式)とその行列式 ((12) 式)および
          不可制御となるアームの角度を計算します.
 ・pendubot_para.m : アーム型倒立振子の物理パラメータの値を定義します.

【説明】
 ファイル群 1 を同じフォルダにおき,pendubot_lqr.m を実行すると,非線形シミュレーションが行われ,最適レギュレータによる倒立振子の挙動(角度のグラフ:第 6 図)が表示されます.M ファイルの実行には,Control System Toolbox が必要です.

 ファイル群 2 を同じフォルダにおき,pendubot_controllability.m を実行すると,可制御行列 とその行列式 や不可制御となるアーム角度が計算されます.M ファイルの実行には,Symbolic Math Toolbox が必要です.