ナノテクノロジーとは?


ナノテクノロジーという言葉を最近よく聞きますが、実際に「ナノ」という大きさがどのくらいか、なかなかわかりにくい と思います。
コンピュータなどに使われているLSI(大規模集積回路)では、すでに最小パターン線幅100nmというものまで 実用化されています。これは、世界で最小の生物であるウイルス(生物と無生物の中間の存在ともいわれますが・・・・・) の約10倍でしかありません。
ウイルスをさらに1/10にした1nmになると、これはもうたんぱく質やDNA(デオキシリボ核酸)といった分子レベルの 大きさになります。このサイズより小さい領域には原子しか存在しません。つまり1nmレベルで構造をコントロールできれば、 世の中に存在するすべての物質を自由に扱うことができるのです。
ナノテクノロジーは、まさにナノスケールで原子や分子を操作・制御する技術です。さらに、この「ナノテクノロジー」 という言葉は、谷口紀男元東京理科大学教授が1974年に国産生産技術会議において初めて用い、 同時に、「2000年には加工精度が1nm程度に達する」と予測しました。それはすでに現実のものになっているのです。



清原修次が初めて海外での国際会議で発表(東京理科大学大学院基礎工学専攻科電子応用工学専攻修士課程2年23歳の時初めての海外となる。この国際会議がきっかけで毎年、国際会議、海外研修で海外へ、海外旅行が今では趣味となっている。) 1993 ASPE Annual Meeting, (American Society for Precision Engineering, Westin Hotel, Seattle, USA, 9 November 1993) アメリカ・ワシントン州シアトルのウィスティンホテル内日本料理「日光」にて“谷口紀男先生を囲む会”(1993.11.12)宮本岩男教授撮影

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