日 時:1997年 5月31日(土)13:30〜17:00
会 場:くに荘(KKR京都)4階 会議室〔京都市上京区河原町荒神口上ル東入ル東桜町27-2〕
講 演
(1)静圧気体ジャーナル軸受の回転精度特性に関する実験的検討
(2)静圧気体軸受における可変絞り要素の小型化に関する研究
(3)流体潤滑流れと軸受外部流れの干渉について
議 事
2.講演
(1)静圧気体ジャーナル軸受の回転精度特性に関する実験的検討
孔吸気静圧気体ジャーナル軸受で支持された,真円度製作誤差を有する軸の回転精度特性の実験結果について報告。真円度ローブ数の影響,軸受すきまの大きさの影響,静的ラジアル負荷の影響等について理論結果と比較。また,周方向溝付き軸受形式についても検討。
(2)静圧気体軸受における可変絞り要素の小型化に関する研究
提案する静圧気体軸受と小型可変絞り要素の構成と作動原理,最適設計の指針,製作した実験装置等について説明の後,軸受静特性(すきま−負荷容量特性,流量特性)の実験結果を紹介。また,ステップ負荷に対する動的応答特性についても実験し,特性が改善されたことを確認。
(3)流体潤滑流れと軸受外部流れの干渉について
軸受潤滑流れと軸受外部流れの干渉について検討。スライダ軸受を例にとって,外部流れの計算方法,外部流れと圧力の干渉とその程度,干渉を考慮した場合の軸受特性の計算法,計算結果(圧力分布,軸受特性に及ぼす影響)等について紹介。
3.気体軸受研究会関連ニュース
野間委員がインターネットで当研究会の紹介をしている。
URL http://www.maizuru-ct.ac.jp/control/noma/trib/tribology.html/