日本トライボロジー学会第94回気体軸受研究会
第94回研究会
日 時:1998年5月30日(土)13:30〜17:00
会 場:くに荘(KKR京都)4階会議室[〒602-0858 京都市上京区河原町通荒神口上ル東入ル東桜町27-3]
1.本年度の気体軸受研究会について
本年度の気体軸受研究会委員名簿が配布され,新参加委員の紹介があった。
2.講 演
(1)多孔質材料を用いた低圧容器用スパイラル溝ガスシールの作動特性
京都大学 矢部 寛氏
第85回研究会での報告の続報として,低圧容器用スパイラル溝ガスシールに多孔質材料を用いた場合を対象にして,
解析方法について述べた後,漏れ流量特性やシール面気体膜特性の計算結果について説明。
また,希薄気体流の効果の程度についても言及。
(2)静圧気体軸受内圧縮性流れの数値的研究
東京理科大学 山本 誠氏
環状スロット給気ジャーナル軸受を対象にして,数値シミュレーション計算によって流れを厳密に解析。
計算方法について説明の後,計算結果,特に,スロット入口やすきま入口での流れの様子,衝撃波発生の有無等を中心に紹介。
また,圧力測定用スリットの存在が流れに及ぼす影響についても検討。
3.その他