デルフト,飲食関連


支払いに慣れないうちは,どうしても札を出してしまうが,小銭を自由に使えるようになれば,生活に慣れてきた証拠だ.

(1)チーズ
オランダといえば乳製品の本場。町中にはチーズ屋(チーズ専門店)がある。大きなチーズの塊が並べられており,試食も可能。エダム,ハウダ(日本式ゴーダ)等の産地別,young, old等の熟成別ほかたくさんある。oldは堅く,最初は取っつきにくいが慣れると病みつきになるくらいおいしい。チーズとワイン,最高の組み合わせだ。

(2)ニシン
オランダといえばニシンの酢漬け。スーパーでも瓶詰めで売っている。ニシンが解禁されると魚屋の店頭へ押し掛け,尻尾をつまんで口に入れるのが通。

(3)牛乳
何種類かあるようで,ヨーグルトタイプもある。AULA TU Delft (1Fは大学生協の食堂に相当)にも牛乳が置かれているが,オランダ人は最低でも500ccは飲む。

(4)コーヒー
あらかじめ挽いて粉にしたものがほとんどであり,豆のままではほとんど売られていない。コーヒー好きとしてはかなり期待していたのだが,味にはいささかがっかりした。これには,水,コーヒーメーカーも関係しているようだ。ドリップで煎れるべきだろう。コーヒーメーカーを使う場合は,日本製のものが良い。

(5)パン
本場のパンが食べられるが,スーパーよりも町中のパン屋で買う方がおいしい。チーズをチーズスライサーで切ってはさんで食べるのがオランダ式。

(6)水
水道水も飲めるようだが,ミネラルウオーターが無難。ベルギーのスパ(Spa)が多い。緑(無炭酸)と赤(炭酸)がある。果汁を赤で割るとジュースのできあがり。

(7)麺
インドネシア製のインスタントラーメンが売られている。味は? 中華食料品店には香港製の素麺がある。

(8)缶詰
蟹,鮭等の缶詰がある。蟹缶はタイ製。

(9)果汁
みかん,ぶどう,グレープフルーツ等の100%果汁が並んでおり,おいしい。

(10)肉
ハムはときどき買っていた。
チーズ屋には豚ももの塊が置いてあり,好みの量を目の前でスライスしてくれる。
また,生ハムが特においしい。
しかし,肉は買わなかった。

(11)魚
魚はマルクト広場近くの魚屋に限る。スーパーにはニシンの瓶詰め程度しかない。ほとんど毎日,北海から水揚げされたものが並ぶ(月曜休)。 キングサーモン,まぐろ,たこ,ほうぼう,かれい,いか,・・・・・・。タイミングが良ければ,いくらもある。刺身も大丈夫! 魚と店のおやじにはお世話になった。肉を食べなくても生き延びられることが確認できた。

(12)フライドポテト
フライドポテトはオランダ人の大好きなものの一つで,屋台も出る.マルクト広場の旧市庁舎横に大きなトラックがよく止まっていた.結構おいしいが太るので注意.

(13)ビール
ハイネケンが定番であり,330cc,500ccの瓶,330ccの缶がある。あとはアムステル,フローシュ等何種類かの銘柄がある。特にフローシュの瓶はアンティーク調で趣があり,栓までリサイクルが考えられているようである。
レーベンブロイ等のドイツビールやベルギービールもある。レーベンブロイのバイツェン(小麦)がうまい。
ベルギービールは一般にアルコール度数が高い。慣れればおいしいのかもしれないが,”ビール”としては,やはり6%までがおいしさの限界だろう。


(14)ワイン
魚屋の斜め前の酒屋はワインの品揃えも充実。特にフランスワインを飲まない手はない。ボルドー,ブルゴーニュほか本場のワインが手頃。 また,イタリアワイン,スペインのシェリー酒(ティオペペ他)もある。
”響”等の日本製の高級ウイスキーも並んでいる。

(15)ケーキ
どの店で食べてもおいしく,はずれがない。さすがに乳製品の国。好きなケーキを選んできて席に座り,コーヒーなどの『お飲み物』を注文する。特にレイデンとハーレムにおいしい店があった。店の前に大きなケーキ(日本のソフトクリームみたいなもの)が置いてあったはずだ。

(16)空き瓶等のリサイクルについて
ミネラルウオーターのペットボトル,ビール瓶にはデポジット(保証金)制度(日本よりも金額が高い)が導入されており,空のものを持参すればこれをカウントしたレシートを受け取る。これをレジで出す。
日本もペットボトル問題で騒いでいるが,保証金制度を導入すればよい。それも”5円”のようなけちくさい額ではなく,たとえば50円,100円だ。これくらいお金を取っておけば,不燃物収集のときにこっそり捨てることもなくなる。人間は基本的にけちであるから,回収率が上昇することは明らかだ。自称「先進国」の日本はオランダ,ドイツ等の先進国を見習うべきだ。売れて儲かれば「後は野となれ山となれ」のメーカーの言いなりにならずに,政治家がはっきりととるべき道を示すべきである。
何事にも効率(採算)至上主義の時代はすでに終焉を告げている。