KOSEN4.0イニシアティブ(防災テーマ)第3回講演会を開催しました。


 平成30年度“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ「地域に存在する重要課題を通して育成する課題解決力の高い社会実装型技術者育成プログラムの開発~防災を含む原子力教育をベースとして~」の事業の一環として、平成30年11月28日に、第3回講演会を開催しました。
 今回は、舞鶴市 危機管理・防災課 主査 千原弘也 氏をお招きし、「舞鶴市の防災について~原子力防災を考える~」と題して講演をしていただき、舞鶴市の近年の自然災害(洪水)による被災状況と原子力災害時の避難の概要についてご説明いただきました。舞鶴市では、発電所から5km圏内と30km圏内に分けて避難計画が決められており、発電所の事故の際には居住地域毎に定められた場所に集合し、そこから綾部や福知山に移動して除染後に京都市や神戸市等に避難する計画が紹介されました。計画では、舞鶴市の機能の移転先まで具体的に決められており、有事の際の状況が綿密にシミュレーションされていることがわかりました。
 最後に、災害時の備蓄米であるアルファ米の試食会が催され、水やお湯のいろいろな条件で食べられる状態に戻されたアルファ米を食べ比べしました。想像よりもかなりおいしいピラフでしたが、その食品の特性上、少量でも栄養補給できるように、かなり濃い味付けがされていました。


挨拶をする舞鶴高専 小林准教授





講演をする舞鶴市 千原氏


アルファ米の試食