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校長からのメッセージ

校長 林 康裕

舞鶴工業高等専門学校は、全国に51ある国立の高等専門学校の一つです。

高等専門学校は大学と同じように高等教育機関として位置づけられており、中学校卒業者を対象として、準学士課程では5年間を通じて一般教養と大学工学部レベルの専門科目をバランスよく効率的に学べるカリキュラムが用意されています。続く2年間の専攻科では、さらに専門分野の知識と技術を深め、豊かな人間性・創造性を備えた技術者になるための研究を行います。

本校は、創立から50有余年の間に多くの優秀な実践的・創造的技術者を育ててまいりました。創立以来、就職希望者に対しては、景気の動向に大きく左右されない高い求人倍率を維持しています。また、高専本科卒業後、本校に設置されている専攻科への進学や、全国の国公立大学をはじめとする有力大学への編入学の道も用意されており、多様な進路を持つことも高専制度の特徴の一つです。

ものつくりをベースにした5年一貫の実践的な教育カリキュラムによって学んだ卒業生は、産業界はもとより、進学先の大学や大学院においても、その能力は高く評価されています。中小企業庁の調査によれば、高専卒業生の創業率は、大学・大学院卒業生と同程度かそれ以上と報告されており、本校においても、高専で培った技術力を活かし、新たな事業を創出して上場を果たした卒業生を輩出しています。

本校は、全国の高専の中でも有数の規模を誇る学寮を有しており、多くの学生がキャンパス内にある学寮で生活しています。学寮は単なる住まいではなく、キャンパスライフを豊かにしてくれるコミュニティであり、総合的な人間形成の場です。寮生活を通じて培われたコミュニケーション能力や社会性は、変化の激しい実社会に出たときに、適応能力の高さとなって本校卒業生の活躍を支えています。

クラブ活動などの学生の自主的な活動を通して豊かな人間性を育むことも大切だと考えています。市内有数の規模を誇る運動施設を活かした運動系のクラブ活動も盛んですが、文化系のクラブの中には高専ならではの技術系のクラブもあります。ロボットコンテストは大変有名であり、本校も全国大会において活躍した実績を持っていますが、その他にも情報処理技術を競うプログラミングコンテスト、空間デザインなどを競うデザインコンペティションなど、全国の高専間で創意工夫を競い、切磋琢磨するための多様なステージが用意されています。

地域連携については、舞鶴ハーフマラソンなどの地域の催事に学生が参加しています。舞鶴市との協定などに基づいて、防災のために小規模河川の水位監視システムの開発などを行っており、内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォームへも参加しています。

風光明媚な「海の京都」京都府北部、名刹松尾寺や赤れんが建物群などの歴史的文化遺産と舞鶴湾や山々が織り成す豊かな自然環境が共存する舞鶴市に位置し、青葉山麓に広がるゆとりあるキャンパスは、確かな目的意識を持つ若人のために最適な教育環境を提供しています。

校長 林 康裕

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