アップデート 2003.3.23

ニュートンの運動(その1)


 ニュートンの運動の第2法則は「物体が運動するときの加速度は外力に比例し、物体の質量に反比例し、その外力の作用する直線の方向に生ずる」というものである。時刻tにおいて質量mの質点に外力f(t)が作用して、質点が1直線上を運動するとき、質点の速度をx(t)とすると、加速度はdx/dtであるから、ニュートンの法則は微分方程式
mdx/dt=f(t)
で表される。これを直線上の運動方程式という。重力以外の外力が作用しない場合、重力gのもとで、質量mの物体を真上に投げるときの運動方程式は
mdx/dt=−mg
である。mで割り、時間tに関して積分すると、
x=−gt+C
となる。初速度をxとすると、C=xであるから、
x=−gt+x
が速度を与える。最高点に達するとき、速度xは0になるから、最高点に達する時刻は
t=x/g
となる。

注意:関数Xは通常変位(高さ)を表すが、ここでは速度を表している。
問題:g=9.8m/sec2、x=8m/secのとき、最高点に達する時間を求めよ。

参考文献:田代嘉宏、工科の数学 微分積分、森北出版
参考文献:定松隆・猪狩勝寿、微分方程式の解法、学術図書