2021年6月26日（土）、北部産業創造センターにおいて「あやべ理工系ことはじめ教室」を開催しました。

中学生を対象に、舞鶴高専の学校紹介を行い、公開講座「クレーンを作って遊ぼう」、「プログラム+電気回路＝オリジナルイルミネーション」を保護者合わせて17名の方に体験して頂きました。

「クレーンを作って遊ぼう！」は、機械工学科の教員1名および舞鶴高専5年生1名で対応しました。本講座では、ＭＤＦ材をレーザーカットして用意した製作キットを使って、組立手順書と完成見本品を見ながら、クレーンを組み立てました。ＭＤＦ材は、手で簡単に取り外せるようになっており、のり付けしながら組み立てました。取り付けたピストンを押すことで、クレーンが上下に動きます。皆さん、無事クレーンを完成させることができました。また、比較のために大きさの違うピストンも用意しており、実際に押す力が変化することを実感してもらいました。本講座をきっかけに、機械設計や加工および機構について興味をもってもらえたのではないかと思います。

「プログラム＋電気回路＝オリジナルイルミネーション」は、電気情報工学科の教員1名と学生2名が講師を務めました。世の中にある電気製品のほとんどはプログラムと電気回路の両方で構築されています。そのため、今回の講座では、micro:bitと呼ばれるマイコンを用いてLEDイルミネーションを制御することで、プログラムと電気回路両方を体験してもらいました。まずはブレッドボードと呼ばれる回路を用いて簡単なLED点滅回路を作成しました。その後、iPadを用いてmicro:bitをプログラミングし、LED点滅回路を制御しました。応用課題では、2つのmicro:bitを無線で接続し、片方のmicro:bitのボタンを押すともう一方が無線信号を受信しLEDを光らせる回路を作りました。最終的には実際に屋外で使われているLEDイルミネーションをmicro:bitを用いて制御し、無線で光らせることに成功しました。

開催にあたり、参加者の皆様に、健康調査についてのご協力をいただきました。この場をお借りし、お礼申し上げます。

あやべ理工系ことはじめ教室は、今回を含め全6回開催されます。今回参加された方も、今回参加できなかった方も、ご興味のある方は是非ご参加いただき舞鶴高専のことをたくさん知っていただければと思います。