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36 2019

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段取り八分とNo Plan

今回のブログの担当は建設システム工学科の毛利です。

月日が経つのが早く,いつの間にか春休みになってしまいました。長期休みに入ると,最低1回,旅行に出かけます。もちろん一人旅。あまり語るほどの旅ではないのですが(この学校には旅行の経験に関してすごい人ばかりなので聞いてみるといいですよ),強いて特徴を挙げるとすれば,わざと無計画で行くところです。

仕事や研究においては計画的に物事を進めることが求められます。入念に準備をして事に当たるべし。そのことを表す標語として,タイトルに使った「段取り八分」があります。段取り(事前の準備)が仕事の八分(8割)を占めているという意味で,以前勤めていた建設業界ではよく言われている言葉です。準備をして方針を立てていれば,いざ工事でトラブってもうまく軌道修正できることを私も経験してきました。

私の性分は,悪い意味で,几帳面,生真面目,完璧主義ですので,日常では段取り八分を過剰に意識して仕事,研究に取り組んでいます。それはそれで,計画,準備通りに事が進んだ時の快感やトラブルをうまく回避できた時のしてやったり感を味わっているのですが,そればかりだと考えすぎたり心配しすぎたりしてこころがしんどくなることがあります。そこで,旅に出ます。

どこかに行きたいという気持ちは日ごろから持っているのですが,わざと計画を立てません。余裕のある時にふとカレンダーを見て,今週末に以前ツイッターで見たあそこに行こう,などと目的地を決めます。移動手段は様々です。歌を歌いたいときは車,読みたい本があるときは電車,何もしたくないときは何かするとすぐ酔う高速バス,という感じで決めます。大人になって,宿に泊まることを覚えましたが,学生の頃はネットカフェか夜通し走ってとんぼ返りか車中泊でした。最近は地図アプリが便利なので「どこにいるのか分からない」感を味わうことがなかなか難しくなっていますが,移動中,目的地までの寄り道を開拓するのには役に立ちます。かっこいい建築物やシブい町並み,うまいラーメン屋に巡り合えたら最高です。

そして,最後にちゃんと戻ってきます。戻って,経路をおさらいしたり,撮った写真を眺めたり,人に土産話するまでが旅です。あと,旅の経過をSNSでリアルタイムに報告するのは一般人がやると危険なのでやめたほうがいいですよ。

と,ここまで書いてみると,案外普通のことを言っているに過ぎないと感じてしまいました。この程度のことなら学生の中でも経験済みの人がいることでしょう。しかし,一見平凡な旅でも私からすると,意識的に無計画に事を進めて「何も考えんでもなんとかなる」ことを再確認している気がしています。仕事では段取り八分は好きですが,人生としてはNo Planが好きな気がします(年取ってこんなこと言うと皆に心配されるけど大丈夫)。

 

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