H30年度 活動報告(西村)

第1回舞鶴・石川・福井工業高等専門学校事務職員合同研修会

 平成30年9月27日〜28日に開催された第1回舞鶴・石川・福井工業高等専門学校事務職員合同研修会に参加しました。

 初日は福井高専澤田事務部長より開会の挨拶があり、舞鶴高専桑原事務部長による「高専事務職員のキャリアについて」の講話に始まりました。その後、高専機構国際企画課海外展開係員の北様より「高専機構における海外展開業務について」のお話、午後からは各高専より持ち寄った業務課題についての検討をグループに分かれ行いました。

 桑原事務部長からは高専事務職員の様々なキャリア像や昇任・昇格のお話しをしていただきました。また、最後には「目配り、気配り、情熱、笑顔」が大事であり、人への感謝を忘れずに誠実に努力を続けることが大事であるというお話をしていただきました。北様からは機構の海外展開業務のお話をしていただき、普段ではなかなか聞くことができない内容であり、とても興味深いものでした。業務課題では、「ワークライフバランスの在り方について」、「高専事務職員における働き方改革」、「構内整備について」など各高専から持ち寄った5つの課題から1つを選びグループに分かれ検討するといったものでした。色々な方から意見を聞き、話し合いを行いましたが、技術職員の私からは事務職員の方の意見はとても新鮮で、面白いものでした。また、たまたま各グループが同じ課題を選択したものの、着地点が全く違っていたのも面白く、同じ内容においても様々な方向からのアプローチがあるものだと、とても勉強になりました。

 2日目は、課題とグループを変更しワークショップを行いました。前日よりお互いが打ち解けあい、スムーズに検討が行えたかと思います。内容は「高専のキャッチフレーズ」や「高専職員に必要なスキル」などでしたが、簡単なようでとても難しく、当たり前のように思えても考えてみると深く幅の広い内容で、時間内では収まりきらないような白熱した検討が行われました。最後に澤田事務部長より、ここで検討した内容などは今後実践してほしい、得意な事を持ち自分の自信につなげてほしいといった講評をいただきました。また、今後キャリアを積み、上の立場になった時、職場の環境作りや新人の指導・育成を頑張ってもらいたいというお話もいただきました。

 今回の研修は事務職員合同研修でしたが、技術職員として参加してもとても実りある研修となりました。学生教育や高専職員としての在り方について勉強になる部分も多く、今後の業務に活かしていきたいと思います。


平成30年度 京都大学技術職員研修(第2専門技術群:システム・計測系)

 平成30年9月12日、京都大学桂キャンパス・あいち航空ミュージアム・MRJミュージアムで開催された京都大学技術職員研修(第2専門技術群:システム・計測系)に参加しました。

 講義では「橋梁の耐風工学」という題目で工学研究科社会基盤工学専攻の八木知己教授よりお話がありました。橋はどのようにして空力制振対策を行っているか、物体にかかる空気力のお話など基本的なところから、空力振動現象や耐風設計に関わるお話もしていただきました。空気力は構造物の形状で決まるといったお話はとても興味深くとても勉強になりました。またキャンパス内にある風洞実験室も見学させていただき、実際の装置や実験の様子なども見せていただくことができました。

 施設見学ではあいち航空ミュージアム・MRJミュージアムに行きました。あいち航空ミュージアムでは航空機の歴史や基本的知識を学び、航空機の離発着を見学することができました。また、MRJミュージアムでは航空機の製作工程や工夫、どのような材料が使われているか等を見学することができました。実際に航空機を製作している工場も見学することができ、とても良い体験となりました。

 今回の研修では風洞実験など普段では見られないものを多く見ることができました。施設見学においても、現場における道具の管理や安全対策はとても勉強になりました。また、他分野ではありますが、多くの方と交流を深め、意見交換をすることもできたので、今後も引き続き研修に参加できればと思います。


第10回 高専技術教育研究発表会 in 木更津

 場 所:木更津工業高等専門学校

 日 時:平成31年3月4日〜5日

 平成31年3月4日〜5日にかけて木更津工業高等専門学校で開催された「第10回 高専技術教育研究発表会 in 木更津」に参加しました。私は、「測量実習に関する実践的技術者の育成について」という題目で口頭発表を行い、発表後、活発な質疑応答を交わしました。今年度は第10回目と節目を迎え、それに伴い過去最高の28キャンパスから参加者が集まりました。様々な分野、地域貢献などに関する口頭発表やポスター発表を聴講し、今後の実験実習に活かしていけるような知識を得ることができました。また、多くの技術職員と意見交換もでき、今後の業務に活かしていきたいと考えております。来年度以降も継続的に参加できるようにしていきたいと思います。