R3年度 活動報告

令和3年度 東海・北陸地区国立高等専門学校技術職員研修 参加報告

概要

 令和3年8月25日(水)〜27日(金)に富山高専主管の令和3年度東海・北陸地区国立高等専門学校技術職員研修を受講しました。この研修は東海・北陸地区の技術職員を対象に、職務に必要な技術習得および資質向上を目的として、毎年開催されています。今年度は近畿地区の国立高専も参加できるとのことで、本校からは桝田と櫻井の2名が受講しました。当初は対面での開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響によりオンラインでの開催となりました。受講者は19名でした。

内容

 1日目の始めは、開校式後、高田英治 副校長(兼)技術室長による特別講演「原子力分野における安全の考え方について」を聴講し、安全対策の考え方などについて学びました。その後、「担当業務紹介とコロナ対策について」の題目で各受講者の発表となりました。

 2日目の始めは、笹谷啓二 商船学科教授による「海図を触ってみましょう」の講義・実習が行われ、コンパスや三角定規を使って海図上の船の位置を割り出しました。その後、山田佳祐 商船学科講師による「ディーゼルエンジンの特性計測実習」が行われ、ディーゼル機関の操作を見学したり燃料消費率の出し方などの講義を聞いたりしました。

 3日目の始めは金山恵美 練習船若潮丸船長による船内見学が実施されました。その後、岡本勝規 国際ビジネス学科准教授による「自動車リユースに向けた技術」の講義がありました。こちらは文系の学科であることから、富山県の中古自動車市場の変遷や売るための技術の話でありました。閉講式後、任意参加の射水キャンパスの施設見学があり、操船シミュレータなどの設備を見ることができました。

まとめ

 本校にはない商船学科および文系の国際ビジネス学科という富山高専ならではの学科関係の講義・実習を知ることができて有意義でした。