NIT, Maizuru College
Technical Support Center for Education and Research
令和7年8月27日〜29日の3日間、豊橋技術科学大学にて開催された研修会(担当校:鳥羽商船高等専門学校)に参加しました。本研修会は、高等専門学校の技術職員に対して、その職務の遂行に必要な高度で専門的な知識を習得させ、技術職員の資質の向上を図ることを目的としています。
本年度は機械系の技術職員が対象となり、特別講演、班別討議、講義、施設見学、技術課題の発表・討議が行われました。
初日に2名の講演がありました。1人目は、豊橋技術科学大学の中村教授による「特撮技術で拓く工学研究 -アソビを極めてシゴトにする-」です。特撮技術を工学的観点から紐解き、自身の研究に活かす内容でした。相似則がキーワードとなり、静的相似と動的相似を満たすようなモデリングが出来ることで「再現ができる」という内容でした。
2人目は、鳥羽商船高等専門学校の古山校長による「高エネルギー粒子分析法を用いた核融合ブランケット材料の基礎研究」です。核融合・核分裂の話から、核融合炉に用いるブランケットとしての材料開発に繋がる基礎研究の内容を講演されていました。
1日目の午後に班別討議を行い、受講者が2つのグループに各3班ずつで分かれ、割り当てられたテーマについての討議と班別発表を行うといった内容でした。私の入った班では「機械系分野の魅力を伝えるための工夫」というテーマで、ターゲットを親に絞り、アピールポイントの集約・伝える為の方法を模索し、発表を行いました。
2日目の始めに豊橋技術科学大学の佐野准教授による「ロボット工学概論 -本学ロボコン同好会などを題材に-」をテーマとした講義がありました。ロボットについての概論から、ロボコン同好会の紹介、大会内容等の解説があり、共同研究に取り組まれている話がありました。その後、ロボットのリンクが順に増えていく際の運動について、運動学の学習を行いました。
2日目の午前後半に実験実習工場とロボコン同好会の見学を行いました。見学前には安全教育方法について説明を受け、工場各部を一通り見学させて頂きました。工場の後はロボコン同好会の棟へ移動し、活動の説明を受けました。同好会ではスポンサー制度が導入されており、活動費用の捻出に工夫をされていることに驚きました。
2日目午後から3日目にかけて、参加者の技術課題発表がありました。今回の参加者は31名で、そのうち発表は28名が行いました。
私は「学生の満足度を高める機械実習に向けての考察」というテーマで、現在の実習内容の紹介と、学生の満足度を聞き取りやレポート内容から集約し、より良いものにする為の考察を行いました。
今回の発表・討議は、各発表者の内容から大きく5つのセッションに分かれていました。
セッション毎に自由討議の時間が設けられ、テーマに沿った議論や、発表の追加質疑、お悩み相談のような困りごとの情報共有が行われました。

西日本地域の機械系技術職員が一堂に会する貴重な機会ということで、研修会に参加させて頂き大変有意義な時間となりました。研修自体でも参加者同士の交流が多くでき、技術職員のネットワークを広げられました。各人の取り組みも様々あり、今後の業務への参考になる実りの多い研修会となりました。