H26年度 活動報告(植田)

平成26年度 関西ものづくりワールド-第17回 関西、「機械要素展」

1.はじめに

 平成26年9月24〜25日に、インテックス大阪にて、関西ものづくりワールド-第17回 関西、「機械要素展」、「設計・製造ソリューション展」、「高機能素材ワールド展」が開催されました。国内外1080の企業及び団体が展示し、ものづくりにおける新機械要素部品及び各新技術等が紹介されました。今回はものづくりにおける現在の市場レベルを把握するとともに、今後の実習に活用できる情報を収集することを目的として参加いたしました。


2.内容

 工作機械で製作された機械要素部品分野では、東南アジア諸国の企業の出展が目立ち日本国内に劣らない加工技術レベルを持ち合わせていました。その中、国内企業の出展は、精密要素部品、特殊加工部品、特殊表面処理といった特殊技術をもつ企業が目立ち、それらはグローバル化に伴い海外が真似出来ないより高度な加工技術力を持ち合わせていることがわかります。CADにおいては、3D-CADが中心で、設計から生産までの一連の流れが可能なソフトが全面的に押し出されていました。CAMにおいては、3Dプリンターを基本とした出展が多いことも特徴的でした。これらは、ものづくりにおけるスピードアップと材料ロスの削減化を図ったものでした。


3.おわりに

 ネジ一本もまた機械要素部品です。機械を製作する上で小さなネジ一本が無くてもその機械は完成品とはなりません。そのネジをも設計する上でものづくりのノウハウが必要となります。完成した機械を評価するのは容易いことです。今回、機械要素部品がどのように製作されて、機械部品としてどういう役割をはたしているのかという視点を変えて観る良い機会となりました。国内外のものづくりの技術力は留まることなく進化しております。今回はそれらの現状を少しでも把握し体験できたと思います。