iMec-社会基盤メンテナンス教育センター-

活動日記

iMecの行事や講習会、日々の活動について紹介します

2014 8

2014.8.22.Fri. 京都市立伏見工業高校生を対象にiMec講習会を実施しました

8月22日(金)に、科学技術振興機構のSPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)の連携事業として、京都市立伏見工業高校の生徒を対象にiMec講習会を実施し、システム工学科都市情報システムコースの二年生5名、三年生5名の計10名が参加しました。

はじめに、地方自治体が管理する橋梁の現状と課題やコンクリート構造物について講義し、続いて“コンクリートDr.になろう!”と称し、各グループに分かれて実施する実物のコンクリート構造物の損傷探索、ハンマーを用いた打音検査等の体験型実習を実施した後、橋梁の実物劣化モデルを見学しながら、道路橋の三大損傷について学びました。最後に劣化状況の把握と長寿命化対策のための橋梁点検について、実例を用いて具体的に説明しました。講義終了後には、参加した生徒全員に修了証を授与しました。

京都市立伏見工業高校からは、先端的な施設設備による体験学習や講義により、橋梁やコンクリート構造物に関する幅広い知識と技術を習得するとともに、実践的な能力を身につけることができ、また、今後の学習意欲の向上や自己のキャリアプランに結びつけることができた、と感想をいただきました。

2014.8.20.Wed. H26iMec講習会(高専生対象Vol.1)を開催しました

8月19日(火)と20日(水)の二日間に渡り、iMec(社会基盤メンテナンス教育センター)講習会を開催しました。iMecでは、全国の高等専門学校生や地方自治体職員、民間企業技術者等を幅広く受け入れ、インフラの維持管理技術に特化した人材育成を行っています。今回の講習会には、和歌山、香川、舞鶴の各高専の本科及び専攻科から計8名の学生が参加し、座学に加え、非破壊検査の実習や全国各地から収集した橋梁の劣化部材を用いた体験型学習を行いました。なお、今回の講習会では、昨年度開催した講習会で得られた知見やアンケート結果をもとに、各時限を90分から50分に短縮する、体験型学習をバランスよく配置する等の見直しを行った高専生対象のカリキュラムを試行しており、教育システムのさらなる充実における貴重な知見が得られました。

2014.8.18.Mon. 平成26年度iMecキックオフ会議を開催しました

8月18日(月)舞鶴工業高等専門学校4階大会議室において、平成26年度社会基盤メンテナンス教育センターキックオフ会議、兼平成26年度第1回橋の老朽化対策研究会を開催しました。

悪天候の影響で欠席をなった福島、石川、呉を除く、福井、明石、阿南、香川、高知、熊本、木更津及び舞鶴の各高専から、計11名の教授、准教授等が出席しました。

開催に当たり、主催者である舞鶴高専の太田○○校長から挨拶をいただき、続いて、橋の老朽化対策研究会発足当時、本会会長を務めていただいた一般社団法人環境地盤工学研究所の理事長、嘉門雅史氏をお招きし、「橋の老朽化対策とNETISの動向」と題して講演いただきました。講演では、建設分野の技術開発における最新事例の紹介や高専の積極的な参画への期待等のお話がありました。

議事では、まず、橋の老朽化対策研究会会則改定において、本会の会長を舞鶴工業高等専門学校長とし、事務局を舞鶴工業高等専門学校とする会則の変更が全会一致で承認されました。続いて、昨年度活動報告、今年度活動方針、連携校から提供可能な教育コンテンツ及び研究・技術開発等活動報告について報告や意見交換等を行いました。最後に、今年度から本格始動しているiMecへの運営協力について確認し、本会を閉会しました。

2014.8.2.Sat.「橋のしくみを知ろう紙でつくるブリッジコンテスト(公開講座)を開催しました

8月2日(土)に公開講座「橋のしくみを知ろう!紙で作るブリッジコンテスト」を開催しました。この公開講座は、自分で作った橋の模型に荷重をかけることによって、橋のしくみを知ってもらい、橋に親しんでもらうことを目的とし、当日は中学生5名とご家族3名にご参加いただきました。橋についての説明の後、ボール紙1枚を用いて橋の模型を作り、5kgの荷重をかけて耐久性と橋の重さを競うブリッジコンテストを行いました。材料が決まっているので難しいところもありましたが、各自考えながら個性的な模型を作り、ブリッジコンテストは僅差の0.1g差で優勝者が決まりました。少人数だったので、和気あいあいとコンテストを行うことができました。