iMec-社会基盤メンテナンス教育センター-

活動日記

iMecの行事や講習会、日々の活動について紹介します

2023 1

2023.1.28.Sat.e+iMec講習会【橋梁診断】を開催しました

1月28日(土)から29日(日)の2日間にわたり,民間企業の技術者を対象に,e+iMec講習会【橋梁診断】を実施しました。この度は,日本ミクニヤ(株),(株)キクチコンサルタント,(株)アズマ,(株)西播設計から計4名が受講しました。1日目は,講習会ガイダンス,橋梁工学・技術基準の変遷,橋梁診断演習・ガイダンスについて学修し,橋梁診断演習【鋼橋】・個人ワーク,橋梁診断演習【鋼橋】・討論の演習,グループワークをしました。2日目は,橋梁診断演習・2日目ガイダンス,補修・補強設計,アセットマネジメントを学修し,橋梁診断演習【コンクリート橋】・個人ワーク,橋梁診断演習【コンクリート橋】・討論,措置とマネジメントの演習,グループワーク後,学修到達度確認試験を実施しました。

2023.1.14.Sat.実務家教員育成研修プログラム2022第5回を開催しました

1月14日(土)と15日(日)の2日間,実務家教員育成研修プログラム(2022年度)第5回を開催しました。今回は,約8ヵ月にわたる実務家研修プログラムのハイライトにあたる教育実習として開催され,プログラム受講生が実際に講師となって学生に講義を行いました。講義は「実務家に学ぶインフラメンテナンス講座」として行われ,舞鶴工業高等専門学校から6名,明石工業高等専門学校から1名,福井工業高等専門学校から1名の学生が参加しました。1日目は,「鋼橋は,永遠に不滅です。」と題して3名のプログラム受講生が講義を行いました。講義1では「これからの道路管理について」を松下幸男氏(国土交通省近畿地方整備局)が,講義2では「鋼橋の名医を目指して」を内田義光氏(瀧上工業株式会社)が,講義3では「鋼床版の疲労損傷と対策」を夏秋義広氏(株式会社エルクコンサルタント)が担当し,鋼橋の具体的な損傷と対策および長寿命化について講義を行いました。 参加・体験型授業として,iMecの実習フィールドにある実物の鋼橋を観察し,実務家のアドバイスを受けながら学生自身が損傷部位を探して原因を推定しました。2日目は「コンクリート橋が危ない!」をテーマに3名のプログラム受講生が講義を行いました。講義1では「災害復旧における土木技術者の役割」を林尚人氏(日産工業株式会社)が,講義2では「橋梁点検技術者のできること」を桂川和喜氏(中野測量設計株式会社)が,講義3では「橋梁の長寿命化に向けた設計の要点」を町勉氏(大日コンサルタント株式会社)が,土木技術者の役割や,コンクリート橋の点検技術および長寿命化設計について講義を行いました。参加・体験型授業として,プレストレストコンクリート橋の写真から劣化損傷部位を見つけ出して劣化要因を推定し,あと40年供用するための長寿命化対策を考えるグループワークが行われました。受講した高専生からは,「維持管理は考えたことがなかった分野だったが,想像以上に楽しかった」,「実物を見たりグループワークを通して,損傷個所を発見するだけでも難しく,対策も知識がないと考えるのが難しいとわかった」と日頃の授業の大事さがわかったという声や,鋼橋の腐食している部分を実際に見ることができ貴重な機会だったという声が聞かれました。