iMec-社会基盤メンテナンス教育センター-

活動日記

iMecの行事や講習会、日々の活動について紹介します

2023 12

2023.12.22.Fri.iMecフォーラム2023を開催しました

2023年12月22日(金),キャンパスプラザ京都第3講義室において,京都府との共催でiMecフォーラム2023を開催しました。この度のiMecフォーラムは,オンライン配信は行わず対面のみで開催いたしました(対面参加者122名)。舞鶴工業高等専門学校 林 康裕校長の開会の挨拶(ビデオメッセージ)から始まり,2023年度iMec活動報告,基調講演,パネルディスカッションを行いました。基調講演は,東京都道路整備保全公社 道路部 道路アセットマネジメント推進室長 紅林 章央氏に『帝都復興ニ学ブ~関東大震災の復興は日本の橋をどう変えたか~』と題してご講演いただきました。パネルディスカッションでは,一般財団法人京都技術サポートセンター理事長 大石 耕造氏から『京都府における橋梁の技術継承について』,大阪府岸和田土木事務所 建設課長 北山 明生氏から『大阪北部地震の際には橋梁管理者としてどう動いたか』, 一般財団法人 阪神高速先進技術研究所 調査研究部 橋梁・構造研究室 杉山 裕樹氏から『阪神淡路大震災からもうすぐ29年 私たちは何を学んだか』の話題提供をいただきました。その後,『温故知新,これからの橋梁を考える』と題して,玉田和也センター長をコーディネーターとしてパネリストの方々による議論を行いました。また,会場からも積極的なご質問を頂き議論を深めることができました。最後に, 京都府建設交通部道路建設課 課長 小松 吉則氏よりまとめをしていただき,iMecフォーラム2023を終了いたしました。ありがとうございました。

2023.12.8.Fri.e+iMec講習会【地盤と斜面】を開催しました

12月8日(金)から10日(日)の3日間にわたり,行政機関,民間企業の技術者および学生を対象に,e+iMec講習会【地盤と斜面】を開催しました。本講習会では,社会基盤メンテナンスエキスパート(岐阜ME)の方10名に講師のご協力を頂きました。この度の講習会は,日本メンテナスエンジニヤリング(株),(一財)京都技術サポートセンター,丹後土木事務所,舞鶴市,舞鶴高専専攻科生から計7名が受講しました。講習会では,1日目に土質工学や点検マニュアル等の座学,2日目に現場研修で舞鶴市内の斜面点検を行い,点検を基にワークショップとプレゼンテーションを行いました。3日目は,地すべり講習プログラムとして「道路管理者の視点」から,実際に「地すべり」を担当した場合どのような対応が考えられるかについて,実モデルを通じて体験しました。座学の後,地すべり対策における調査計画のグループ演習や安定解析の実習を行いました。

2023.12.2.Sat.e+iMec講習会【橋梁長寿命化対策】を開催しました

12月2日(土)から3日(日)の2日間にわたり,民間企業の技術者を対象に,e+iMec講習会【橋梁長寿命化対策】を実施しました。この度は,(株)森エンジニアリング,(株) アズマ,(株)宝生,(有)神輝興産から計4名が受講しました。1日目は,講習会ガイダンス,鉄筋コンクリート(RC)構造物の補修・補強,プレストコンクリート(PC)構造物の補修・補強,RC構造物の予防保全実習①,RC・PC構造物の補修・補強演習,RC構造物の予防保全実習②,鋼構造物の補修・補強について学修しました。2日目は,桁端部および床版の補修・補強,鋼構造物の補修・補強,アスファルト舗装,床版防水と排水・止水処理,舗装と床版防水教材実習,RC構造物の予防保全実習③,橋梁長寿命化対策のまとめについて学修後,学修到達度確認試験を実施しました。【橋梁長寿命化対策】では,橋梁長寿命化対策に関する専門的かつ実践的な知識及び技能として「RC構造物、PC構造物および鋼構造物の劣化現象と主な補修・補強工法の理解」「与条件に応じたRC構造物,PC構造物および鋼構造物の補修・補強方針の立案」「劣化を生じやすい桁端部(伸縮装置,支承)および床版(防水層・舗装含む)についての,予防保全を含む長寿命化対策の理解」の修得を目指します。【橋梁長寿命化対策】は,橋梁診断技術者育成課程を構成する専門特修講座の一つです。