公開講座

R1年度公開講座

公開講座「身の回りにある金属を探そう〜金属探知機をつくろう〜」 ポスター

日 時:令和2年2月1日(土)10:00〜12:00
場 所:舞鶴工業高等専門学校
参加者:小学生・中学生 8名

 本支援センターでは、身近な科学現象への理解を深めてもらうため、小中学生向けに公開講座を実施しています。今回は、「身の回りにある金属を探そう〜金属探知機をつくろう〜」を実施しました。

 金属探知機は、例えば古いブロック塀の中の鉄筋の有無を調査するときに使われてます。交流電磁石を金属などの導体に近づけると、電磁誘導により導体に渦電流が流れる現象を利用して金属を検知します。

 講座の最初に、金属探知に関する電磁気学現象の説明を行いました。次に組立手順書に掲載された写真を見ながら、ブレッドボードの穴に電子部品を差込み、金属探知機を組立ててもらいました。穴の位置の確認に手間取る面も見られましたが、全員完成させることができました。

 原理は難しかったかもしれませんが、今回の体験により、科学への興味が一層深まってもらえると幸いです。



 

公開講座「リニアモーターをつくろう」

日 時:令和元年7月31日(水)9:30〜12:00
場 所:舞鶴市大浦会館
参加者:小学生 22名

 舞鶴市大浦会館にて、教育研究支援センター職員による公開講座「リニアモーターをつくろう」を開催しました。今回は小学校が夏休み期間中なので、時間のある夏休みに科学への興味を抱いてもらえるような題材を選びました。

 リニアモーターは「直線のモーター」という意味で、回転するモーターを切り開いて帯のように繋いだものです。リニアモーターで推進する車体として、磁気浮上リニアモーターカーが有名です。本講座では、乾電池にネオジウム磁石を取付け、裸銅線のコイルの中に入れると、電車に見立てた乾電池がコイルの中を移動する実験を行いました。乾電池から流れる電流によってコイルが電磁石となり、それとネオジウム磁石の磁力が吸引・反発し合うことを利用して乾電池を動かしています。

 銅線をパイプに隙間なく巻くことや、強力な磁石を利用したため磁石同士を引き離す時に苦労が見られましたが、職員のサポートの下、完成させることができ、コイルの中で動く乾電池を観察することができました。

 その後、恐竜模型の組立てを行いました。炭酸ガスレーザ加工機で加工しておいた木製組立てキットと竹ひごを材料として組立てを行いました。時間の都合上、ティラノサウルスかトリケラトプスの内、1体のみの組立てになりましたが、希望者には残り1体を手渡し、盛況でした。

 原理は少し難しかったかもしれませんが、作ったものが動く体験を通して、科学への興味を持つ一歩になってもらえたらと思います。



 

公開講座「水中UFOキャッチャーをつくろう」 ポスター

日 時:令和元年7月27日(土)10:00〜12:00
場 所:舞鶴工業高等専門学校
参加者:小学生 25名

 令和になって最初の、教育研究支援センターが主催する公開講座「水中UFOキャッチャーをつくろう」を開催しました。1年前の同じ時期に同じテーマで開催する予定でしたが、昨年は台風12号接近のため中止となりました。「今年こそは!」と思っていたところに台風6号が接近し、開催できるか心配されましたが、当日は定刻までには雨も弱まり無事開催することができました。

 魚型の調味料入れに水と空気を入れる事で浮力を持たせ(アルキメデスの原理)、水を入れたペットボトルを押すと水全体に力がかかる(パスカルの原理)ことを利用して調味料入れを沈め、ペットボトルに沈めた輪ゴムを調味料入れの先に付けたL形フックで引っかけて釣り上げる、というものです。

 調味料入れに空気をどれだけ含ませると良いのか、入れる前に調整したのにペットボトルへ入れると沈んでしまったりするなど、調整や作り直しもありましたが、何とか浮き沈みできるようになりました。低学年の参加者はペットボトルを押す力が弱いので沈みにくいようでしたが、職員がペットボトルを押して調味料入れを沈める様子を見て、驚きと喜びの声を上げていました。

 油性ペンやシールによる装飾も行い、用意したシールがほぼ無くなり、楽しんでもらえたようです。

 その後、「掴める水を作ろう」を行いました。ぬるま湯にアルギン酸ナトリウムを入れたペットボトルを交代で振ってよく混ぜ、乳酸カルシウムを溶かした水の中に静かに落としてしばらく待つと、手ですくえるけれど・押すとグチャッと潰れる「掴める水」ができました。

 水への落とし方で細長くなったり・小さな粒になったりする形の変化や、染料を混ぜて色付けすることで見た目を変えたりと、参加者は時間いっぱいまで楽しんでいました。

 今回の体験が、理科や物理・化学に興味を持つきっかけになってもらえると幸いです。



 

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