公開講座

R3年度公開講座

公開講座「中学理科復習シリーズ 第2弾【実験】電気分解とイオン」

日 時:令和3年11月13日(土)10:00〜12:00,13:30〜15:30
場 所:舞鶴工業高等専門学校
参加者:午前9名,午後8名

 昨年度開催した「第1弾【実験】水溶液の性質」に続く形で、中学理科復習シリーズの第2弾として「電気分解とイオン」に関する実験を行いました。

 化学実験教材を用いて、最初に「電解質とボルタ電池」というテーマで、精製水・重曹の水溶液・ミョウバンの水溶液にBTB液を加えて色の変化からpHを観察しました。次に、LEDをつないだマグネシウム板と銅板を3つの液体に漬けて、LEDの光り具合を観察した後、デジタルテスターで電圧を測定して比較しました。更に、マグネシウム板を鉄板に換えてLEDの光り具合を観察し電圧測定を行って、金属を換えた事での変化を比較しました。

 2つめのテーマとして「電気分解と燃料電池」を行いました。硫酸ナトリウム水溶液にBTB液を加え、炭素棒が刺さった試験管に液を満たしてコップの中に入れ、9V電池を繋いで2つの試験管内で液の色がどう変化するか、気体の発生具合がどう違うか観察しました。電池を外してLEDを繋ぐと、先に行った実験よりも明るくLEDが点灯し声が上がりました。電圧も測定して先程の実験との違いを比較しました。

 実験後にイオン化傾向と化学反応について説明を行いました。小学生やイオンについて学んでいない中学生が多かったので、サラリとした説明に抑えており、しっかり学習したかった人には不十分だった点はお許し下さい。

 BTB液の色の変化やLEDの光り具合、電圧のデジタル表示で違いを見て確かめられた今回の実験から、理科や化学に興味を持って学習してもらえると幸いです。




 

出前授業「建設材料で小物を作ろう」

日 時:令和3年8月18日(水)13:00 〜 19日(木)11:00,8月19日(木)13:00 〜 20日(金)11:00
場 所:舞鶴学園
参加者:小中学生 21名

 舞鶴市にある社会福祉法人舞鶴学園において出前授業を行いました。授業では建設の分野でも使用されるセメント、エポキシ樹脂を使い、コースターや置物などの小物の作成を行いました。

 初めに、セメントやエポキシ樹脂などの材料がどのようなところで、どのように使用されているかなどの説明を行い、その後小物の作成を行いました。

 材料には着色を行えるように白色セメントを使用し、エポキシ樹脂は主剤と硬化剤を混ぜ合わせる2液性の物を用いました。また、型枠は脱型のしやすさや、繰り返し使えるという利便性からシリコン製の物を使用しました。

 セメントの小物作成では水の計量、着色、練り混ぜを行ってもらいました。練り混ぜたセメントを型枠に流し込んだあと静置し、翌日に脱型した後サンドペーパーを用いて研磨を行いました。

 次にエポキシ樹脂の小物作成を行い、計量、着色を行った後、中にラメや貝殻、ビーズなどを入れるなどの飾りつけを行いました。翌日に脱型を行い研磨剤で磨いて完成となりました。

 どの生徒も初めは慣れない手つきでしたが、作業を進める中で徐々に上達していきました。どの作品も個性が際立つ物となり、作品を型枠から外す際には驚きと喜びの声を聴くことができました。


小物の作成(セメント)


小物の作成(エポキシ樹脂)


完成作品

 

公開講座「オリジナルのペン立て付きブックスタンドを作ろう」 ポスター

日 時:令和3年6月26日(土)13:00〜15:00
場 所:舞鶴工業高等専門学校
参加者:小中学生 9名

 教育研究支援センターが主催する公開講座「オリジナルのペン立て付きブックスタンドを作ろう」を開催しました。昨年度2月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていたテーマを実施しました。

 教材を開発するにあたり、講座後も長く使用してもらえるようシンプルなデザインを心がけ、利便性を踏まえサイドにはペン立ても設けました。材料には、白く年輪が不明瞭で柔らかく加工しやすいシナ材を使用し、すっきりと見えるよう厚みも9mmのものを使用しました。また希望者には、予め右側面の板に文字の模様を炭酸ガスレーザ加工機で描いておきました。

 始めに、ブックスタンドの部品を作る時に用いたレーザ加工について説明を行いました。

 次に組立て作業となり、慣れない金づちの作業のためか、釘が若干はみ出る場面も見られましたが、全員が大きな失敗もなくきれいに仕上げることができました。

 最後に、当日のサプライズとして、カメとイルカの木型模型の組立てを行いました。可愛いらしいとの声もあり、好評だったように思います。

 今回の体験が、ものづくりに興味を持つきっかけになってもらえると幸いです。




 

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