Opinion 2017







仕事納め

今年も下記の通りいろいろなことがあったが,仕事納めの日を迎えた.

藤井聡太にはじまり,羽生善治で終わった「将棋」の1年であったと言えるだろう.
別な見方をすれば,「希望」が張りぼてであったことが露呈し,「のぞみ」に亀裂が発生した皮肉な1年でもあったのだ.

〇トランプ大統領就任
〇もり・かけ問題
〇北朝鮮核実験,弾道ミサイル発射
〇安倍政権5年経過
〇トランプ大統領,エルサレムをイスラエルの首都と宣言
〇北朝鮮の木造船が多数漂着
〇のぞみの台車に亀裂,新幹線の安全神話が崩壊

それはともかく皆様よいお年を!
【28 December 2017】



冬の稲妻

今朝のアルファステーションRADIANT Morining(SAT) しもぐち☆雅允で「冬の稲妻」が流れている.アリスの40年前の名曲だ.ステレオラジカセが出た頃,どこでもかかっていた.堀内孝雄の作曲,「売れる曲のつくり方がわかった!」と言っていた.あの頃が蘇る.
一曲前にかかった「さらばシベリア鉄道」は大瀧詠一でなければならない.太田裕美では・・・.

今朝の舞鶴,駐車された車の屋根が白い.
【9 December 2017】



祝 羽生善治棋聖,永世竜王&永世七冠の偉業達成!!

羽生善治棋聖が昨日の第30期竜王戦七番勝負第5局を制し,4勝1敗で渡辺 明竜王から竜王位を奪取,通算7期となり永世竜王の有資格者となった.同時に永世七冠を達成! 
天才が集まった将棋界でタイトル戦の挑戦者になるだけでも至難の業,ほとんどの棋士が(タイトル獲得の)山麓にさえ辿り着けず,並の棋士で終わってしまうのだ.
若手の手を積極的に吸収し,つぎに生かす姿勢等,凡人にも見習うべきところは多い.金字塔に謹んで最大限の賛辞を贈りたい.

ところで,今朝の舞鶴は初雪となった.


【6 December 2017】



勤労感謝の日

今日は勤労感謝の日,働けることに感謝する日である.もともと農業国であった日本は,五穀豊穣に感謝するための儀式があり,それが勤労感謝の日に繋がっている.五穀は米,麦,粟(あわ),豆,黍(きび)である.転じて穀物の総称(広辞苑).

ところで,今朝のアルファモーニング京都の佐藤弘樹氏によれば,休日の早朝の電車には二種類の人々が乗車しているとのこと.5時の人と29時の人である.人がまばらな駅で電車の扉が開くのは,電車があくびをしているように見える.今朝の佐藤氏は,阪急電車で烏丸四条へ出勤されたようだ.
【23 November 2017】



安倍晋三総裁来たる!


自由民主党国政報告会が9月30日午後5時から舞鶴総合文化会館で行われた.

【2 October 2017】



珈琲考(31)

東舞鶴・七条八島南に「イーマ」がある.今は人通りもまばらな八島商店街の南に佇む昭和の喫茶店であり,御常連が集うレトロな空間が用意されている.珈琲豆は京都の老舗・玉屋珈琲店の豆を使用.自家焙煎の店ではないため,珈琲の味よりは雰囲気を味わう店であろう.

昨日衆議院が解散したが,民進党の希望の党への合流というサプライズにより,いよいよ重心が後ろにあるセンセイ方のお尻にも火がついたようだ.
京都府北部は自民党前幹事長の谷垣禎一氏の引退により,父親の専一氏(元・法務大臣)から続く「谷垣ブランド」が消滅することとなった.先日訪れた地元・福知山には色あせた谷垣禎一氏のポスターが所々に掲示されていたが,何とも悲しげであった.自民党が下野することになった選挙では,谷垣禎一氏がなりふり構わず舞鶴市内を自転車で駆け回っていたことがはるか昔のことのようだ.夢であったのかもしれない.総理大臣になれなかった数少ない自民党総裁としてわれわれの記憶に残ることになるだろう.
【29 September 2017】




珈琲考(30)

東舞鶴駅から三条通を海岸方面へしばらく歩き,京都銀行東舞鶴支店手前の交差点を左へ曲がると「コーヒー喫茶 赤道館」がある.元エンジニアの園山明雄氏が自家焙煎,炒りたてに拘る店である.階段を2階へ上がれば快適な空間が広がっている.お気に入りの豆を注文し,珈琲の香りに包まれたひとときを過ごしたい.

もっとも衆議院解散が明日9月28日に迫り,自己保身が最大の関心事である政治屋のセンセイ方には「どんぐりころころどんぶりこ,コイケにはまってさあたいへん!(今朝のアルファモーニング京都,佐藤弘樹氏)」の状態で珈琲を味わっている場合ではないようだが・・・.
【27 September 2017】




加藤一二三九段が引退!

6月20日,千駄ヶ谷の将棋会館で行われた竜王戦6組昇級者決定戦で,高野智史四段に98手で敗れ,同日付での引退が決まった.
77歳,現役生活は63年! 
「神武以来の天才」は彼のためにあるような言葉であったが,対局姿勢の品のなさ等物議を醸したことも多かった.しかしながら,中原との名人戦の死闘を制して名人1期と歴史に名を残している(今朝の新聞,中原誠十六世名人がもっとも印象に残った対局とコメント).
一方,「加藤一二三作」とされる詰将棋には,まったくセンスがなかった.
内藤國雄九段,有吉道夫九段の引退ではこれほど注目されることはなかったが,「ひふみん」は注目度の高さも抜群だ.

お疲れさまでした.数々の名局や軽妙な解説に感謝.
【21 June 2017】




祝 インディ500で佐藤琢磨がV!

第101回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)で佐藤琢磨(ホンダ)が28日,日本人初の優勝を果たした.
英国F3王者として参戦したF1では,ここ一番でクラッシュが多く物足りなかったが,がんばっていたんだね.
40歳,円熟の域に達していることであろう.
【29 May 2017】




珈琲考(29)

銀座8丁目,賑やかな銀座通りから1本入った静かな路地に「カフェ・ド・ランブル」がある.オレンジ色の「珈琲だけの店ランブル」の看板が目印,これ自身が珈琲遺産的なブランドだ.銀座に60年を超えて,今もおいしさを追求し続ける老舗の矜持.奥のカウンターへ座って,ドゥミ・タッス(深煎)を注文する.目の前には昭和の冷蔵庫と古典的なはかりが鎮座する.粗挽きネルドリップが基本.目の前で鶴口のポットからネルに湯が注がれる技を観察するのも味のうちである.しばらくすると,オリジナルの薄手のカップ(取っ手なし!)でドゥミ・タッスが出され,五感で味わうことになる.この店には特別な空気が流れており,昼でも夜が似合う大人の店だ.

本日であの大震災から6年経つ.珈琲を味わえる平凡な日々が身にしみる.
【11 March 2017】



珈琲考(28)

JR福知山線三田駅を出て国道176号線三輪小学校前交差点を右折して神戸方面へしばらく歩くと「コルリ珈琲」がある.自家焙煎珈琲豆は各種銘柄が用意されており,珈琲好きの心を捉えている.店内には明るく開放的な空間が用意されており,ここで自慢の珈琲を味わうのもよい.
なお,珈琲には関係ないが,駐車場は何とも止めにくいようだ.

三田,関西では「サンダ」と読むが,関東では「ミタ」と読まなければならない.日本語は難解だ.
【21 February 2017】



珈琲考(27)

大垣駅北口を出て大垣駅北口交差点を右折して名古屋方向にしばらく歩くと「豆工房 コーヒーロースト MAMEYA」がある.明るく開放的な店内には自慢の生豆が焙煎のときを待っている.好みの珈琲豆を選び,店内でしばらく焙煎を待つことになる.ドリップで淹れると新鮮な珈琲豆は強烈に自己主張する.近くにあれば,常連になりたい店である.
【20 February 2017】



珈琲考(26)

仙台の西公園通り,広瀬川が流れる西公園前のマンション1階に「松本珈琲店まつりか」がある.店へ入ると個性豊かな空間が広がる.珈琲豆はマスターブレンド,まつりかブレンドほか,自信作が並ぶ.初代マスターの松本信之氏の信条は「コーヒーのうまい,まずいは個人の好みの問題ですが,絶対に美味しいコーヒーは好き嫌いを超えるものだと思う. 美味しいコーヒーは生豆はもちろんきちんとした技術(五感)に裏打ちされている. そのため,常に五感を研ぎ澄ませることが大切 」とのこと.信之氏もご高齢となり,ご子息の章氏へバトンを渡されたようだ.近くにあれば入り浸りたい自家焙煎珈琲店である.

本日は立春.今朝の新聞の社説にはコンビニの「恵方巻き商法」におけるノルマや大量廃棄の問題点が指摘されていた.
そもそも恵方巻きを丸かぶりして願いが叶えばこんなうまい話はないのだが・・・.
【4 February 2017】



珈琲考(25)

豊橋,ときわ通りアーケード内の精文館書店横に「ワルツ珈琲」がある.ワルツは豊橋生まれの珈琲店.ワルツブレンドのほか,スペシャルティ珈琲,珈琲器具等も充実している.雰囲気は昭和の頃と変わらない.ここもご常連が店を支えているのであろう.
こういう珈琲店の存在は町の豊かさの指標の一つである.効率至上主義が蔓延した今こそ,珈琲を味わうひとときを大切にしたい.

ところで,本日は節分.「邪気」がキーワードの季節の節目の特別な日であるが,昨今は「恵方巻き」に席巻され「静かに四つ辻で豆まき」も昔話になったようだ.
【3 February 2017】



珈琲考(24)

豊橋駅からほど近いときわ通りアーケード内に「鈴木珈琲店」がある.階段を上ってドアを開けると,そこには珈琲の香りに満たされた大人の空間が広がっている.「神戸からきた炭火焙煎の香り高い本格派珈琲をどうぞ」がキャッチフレーズ,モーニングには小倉トーストがつく.通常の2倍の豆を使用しているとのこと,お洒落な器も魅力的である.ここに来たら特別な時間と空間を味わいたい.この雰囲気は昭和の頃から変わらないのだ.

形式的には分煙されているが,例によって愛煙家に寛容であるのが残念である.
【2 February 2017】



珈琲考(23)

小田急千歳船橋駅を降りるとすぐ近くの商店街の一角に「堀口珈琲世田谷店」がある.有名店であるから満員のときは店の前のイスに座って待つことになる.入口そばには自慢の珈琲豆が並んでおり,どれを選ぶかが悩ましい.ブレンドの1番から10番まで常時個性豊かな組合せがあるだけではなく,単一豆も用意されている.
運がよければと左手奥の空間に座ることができる.17時30分あたりが狙い目か.店内にはゆったりした時間が流れている.珈琲は普通サイズで十分であるが,大きいサイズもある.ケーキも味わい深いものが用意され,注文を待っている.モンブランや夏場の甘くない自家製珈琲ゼリーもよし.

トイレにはなぜか金魚鉢が置かれている.わざわざ訪問するべき店である.
【1 February 2017】



珈琲考(22)

東京メトロ銀座駅を出て銀座4丁目交差点から新橋方面へしばらく歩くと「カフェーパウリスタ」がある.銀座8丁目まで来ると新橋駅が近い.明治44年創業の老舗,日本人がイメージする典型的な喫茶店である.界隈の珈琲店は銀座価格であるが,ここは良心的な価格設定がうれしい.
【31 January 2017】



珈琲考(21)

東京メトロ表参道駅を出て青山通りを外苑方向へ少しだけ歩くと,古びたビルの2階に「大坊珈琲店」がある.ここは珈琲好きの琴線に触れる至福の空間.ブレンドは珈琲豆と湯の量が選べる5種類が用意されるが,ストレートもある.トイレは極狭の古典的なもの.

手回し焙煎機を使った大坊勝次氏入魂の珈琲豆は「大坊珈琲店」の判子が押された紙袋で供されるが,この店で飲まないと最高の味は出せないようだ.誠に遺憾ながら,ビルの建て替えにより2013年12月に閉店し,今はもう味わえなくなってしまった.
【30 January 2017】



珈琲考(20)

JR常磐線または東京メトロ日比谷線南千住駅を出て陸橋を渡ると,すぐ先には「泪橋」なる交差点がある.悲しい歴史があるようだ.界隈は労働者の町であるから作業服を売る店,安ホテル,朝から開いている酒場まである.東京スカイツリーを正面に見て言問橋方向にしばらく歩くと「カフェ・バッハ」に到着する.言わずと知れた珈琲の聖地,店の奥には特注の焙煎機が鎮座している.バッハブレンドが定番,目前でドリップの過程を眺めるのも味のうちである.手前のテーブルが喫煙席,カウンターの奥が禁煙席と形式的に分煙はされているが,例によってご常連が多く愛煙家には寛容だ.
珈琲豆は種類によっては湯を注いでも膨張の度合が小さく,焙煎からしばらく時間が経過しているものもあるようだ.もちろん,焙煎後すぐに抽出することがよいとは限らないのが珈琲の奥が深いところであることは言うまでもない.

手前の交番の角を曲がって昭和を感じる商店街を抜けると,あしたのジョーのモニュメントがある.政治屋(せいじや)のセンセイが引きつけられ,週刊誌に話題を提供するための高級なお店が並ぶ吉原大門が近い.
【28 January 2017】



珈琲考(19)

御堂筋淀屋橋交差点の南西角,「七色の珈琲」の看板に誘われて地下へ降りると「MJB珈琲店」がある.1946年(昭和21年)の創業であり,「七色の珈琲」と呼ばれる日替わり珈琲が有名.地下に広がるレトロな空間で珈琲の香りに満たされたひとときを楽しみたい.全面禁煙であれば言うことがないのだが・・・.
「ウインナー珈琲」や「フレンチ珈琲」等,珈琲豆の販売もある.
【27 January 2017】



珈琲考(18)

神戸・元町商店街に「はた珈琲店」がある.はたブレンドが定番であるが,メリケンや紫陽花等のブレンドもある.「一杯ずつ・・・心を込めて点てます」がキャッチフレーズであるが,店へ入ると珈琲の香りを抑えて煙草の煙が流れてくる.愛煙家御用達の店であり,どうやら自家焙煎珈琲豆を購入しただけで退散した方がよさそうだ.
【26 January 2017】



珈琲考(17)

阪急三宮駅からトアロードの坂を山手に向かって歩くとビルの1階に緑色の看板,「樽珈屋(TARUKOYA)」がある.好みの珈琲が見つけられるようにコーヒーチャートが用意されている.ほとんどがスペシャルティコーヒーであるとされる自家焙煎珈琲豆は個性的な緑色の袋に入ってくる.
近くには「茜屋珈琲店」がある.
【25 January 2017】



珈琲考(16)

姫路駅から姫路城を正面に見て右側のみゆき通りのアーケードをしばらく歩くと「はまもと珈琲」がある.いかにも珈琲のお店という雰囲気を醸し出し,店の前に置かれたメニューが珈琲好きを誘っている.看板となるはまもとブレンドは無難な味わい.この店も分煙がなされてはいるものの,愛煙家には寛容なようだ.
珈琲教室は「ご自宅で飲むコーヒーの味,今のままで満足ですか?」がキャッチフレーズ.なお,珈琲豆の販売は予め真空パックされたものが用意されている.
【23 January 2017】



珈琲考(15)

北近畿タンゴ鉄道(現・京都丹後鉄道)終点の豊岡駅からAity方向に駅前通り商店街をしばらく歩くと但馬銀行本店手前に「蜩珈琲」がある.昭和5年の創業とのこと,歴史が感じられる珈琲文化を意識した「珈琲遺産」とでも言える老舗珈琲店である.入口には大きな麻袋に入った珈琲豆が無造作に置かれ,その奥には珈琲器具,透明な筒に入った自家焙煎豆が鎮座している.珈琲豆は定番のヒグラシブレンド,豊岡のコウノトリを意識してか「はばたき」や「ロイヤル」,「ソフト」,「アメリカン」もある.店の奥には焙煎機が置かれているが,「薪火焙煎機」も健在.珈琲豆は個性的な紙袋に入れて供される.奥に座ってケーキと珈琲を注文し,新聞や週刊誌を手にとってひとときを楽しみたい.

他の老舗珈琲店の例に漏れず,禁煙になっていないのが残念である.ゆっくり楽しめるかどうかは運次第.シャッター商店街の中にあって売り上げが心配だが,珈琲好きのご常連が店を支えているのであろう.湯を注いだときの珈琲豆の膨らみがこのことを証明している.わざわざ訪問するべき店である.
【22 January 2017】



珈琲考(14)

河原町通三条から下ると蛸薬師通の北に「自家焙煎喫茶インパルス」がある.店は鰻の寝床的で昭和を感じる店である.珈琲豆は「自家焙煎インパルス,京・河原町」の判子が押された紙袋に入れられる.

そうそう,本日はドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任する日であることを,今,思い出した.表向きは「困ったもんだね!」と言いながら,この人のお陰で株価が上がるんじゃないかという,いわゆる一つの「隠れトランプ」なる御仁も少なからず存在するようだ.

オバマ政権の「イエス・ウィ・キャン」から8年経ったんだね.
【21 January 2017】



珈琲考(13)

吉田神社から今出川通りを渡って百萬遍方向に歩くと北側に「進々堂」がある.創業者の続木斉氏がパリの学生街,カルチェ・ラタンのカフェをイメージしてつくった店で,当時の姿が残っている.長机が置かれ,勉強もできるとのことだが,今でも京大生が勉強しているのだろうか?
奥へ入って外気を感じながら雰囲気を感じるのもまたよし.ここも有名店であるので,ゆっくりと寛げるかどうかは運次第といえる.
界隈には大本山智恩寺があり,古本屋もある.雰囲気は昭和の頃と変わらない.
【20 January 2017】



珈琲考(12)

地下鉄北山駅を出て下鴨本通を下り,北大路通との交差点を過ぎると「カフェ・ヴェルディ」がある.店は閑静な住宅街である下鴨を意識してか明るく開放的な空間となっている.ヴェルディブレンドが定番.カフェ・バッハの田口護氏の門下生の店であるが,最近バッハ系列からは独立したようだ.
世界遺産・下鴨神社も近い.
【19 January 2017】



珈琲考(11)

堺町通三条を下ると「イノダコーヒ本店」がある.「京都の朝はイノダコーヒの香りから」がキャッチフレーズ,赤いコーヒーポットの絵柄が商標,四条やポルタ等にも支店がある.京都の朝はイノダのモーニングセットで優雅に寛ぎたい.
【18 January 2017】



阪神淡路大震災から22年!

阪神淡路大震災から22年目の朝を迎えた.震災の寒い朝であったが,今朝も雪模様の寒い朝だ.国道27号線をダンプカーが頻繁に往来した当時が思い出される.
【17 January 2017】



珈琲考(10)

木屋町通三条角に「小川珈琲京都三条店」がある.日本一のバリスタ・岡田章宏氏のエスプレッソの出会うには,金曜日の午後に足を運ぶ必要がある.チェーン店ではあるが,清潔感が溢れる店内,ほっとできる店である.
【16 January 2017】



珈琲考(9)

川端今出川の交差点から京都大学方面にしばらく歩くと「喫茶ゴゴ」がある.店頭には小さな焙煎機が鎮座しており,付近にはいい香りが漂う.珈琲豆も販売しているが,京都の老舗「玉屋珈琲店」の袋に入ってくる.
昭和の雰囲気があるレトロな店であるが,ご常連が入り浸る愛煙家に寛容な店だ.喫茶文化を守る貴重な店である.
【14 January 2017】



珈琲考(8)

河原町通三条を下ると「六曜社珈琲店」がある.地下への階段を下りると狭い空間ではあるが独自の静寂が広がる.カウンターに座れば,珈琲は目前でペーパードリップにて供される.
珈琲豆の販売もある(ハウスブレンドほか,100gから).奥にあるトイレは狭いが,ここから地上の六曜社珈琲店へは繋がっている.
【13 January 2017】



珈琲考(7)

寺町通三条を上ると「スマート珈琲店」がある.アーケードの中にあるので雨に濡れることはない.老舗有名店であるからいつも混んでいる.ブレンド珈琲とホットケーキ(またはプリン)を注文してゆっくりしたいところであるが,それは難しい.「元木茂」の表札がかかった入口を入ると右側にはドイツ製の大きな焙煎機が鎮座する.ときどき見かける同氏はまさに現場監督.珈琲豆の販売はブレンドのみ(200g)でみやげ用を意識してか洒落た袋に入っている.
時間にゆとりがあれば,昼時行列覚悟で二階へ上り,ランチを味わう手もある.
【12 January 2017】



珈琲考(6)

四条河原町北一筋目を東へ入ると「喫茶築地」がある.中へ入ると非日常の空間があり,シュトラウスファミリーのワルツが流れている.ウィンナ珈琲が有名.本場ウィーン,デメルやザッハーあたりの「アインシュペンナー」とはどこか違う気がするが,それを求めるのは酷というものだろう.二階席に座り,レトロな空間で至福のときを楽しみたい.日が落ちてからが似合う店だ.
【11 January 2017】



珈琲考(5)

烏丸通高辻の交差点を西へ入ると「たかぎ珈琲店」がある.この店のプリンは味わい深い逸品であるが,難点は愛煙家に寛容であることだ.当然ながらご常連が多い.形式的に分煙がなされてはいるが,煙が流れてきて吸わされるのは何とも辛い.寡黙なおじさんがドリップで対応しており,完全禁煙の店になれば足が向くのだが・・・.
自家焙煎を謳った珈琲豆の販売もある.
【10 January 2017】



珈琲考(4)

京都御苑の西,烏丸通のとらや角を曲がって一条通を西進すると小川通との交差点北側に「自家焙煎珈琲カフェデコラソン」がある.
オーナーの川口勝氏はただものではない.珈琲界の重鎮,田口護氏の門下生であり,カフェ・バッハの店長経験もあるからだ.珈琲の焙煎が完璧であることは言うまでもない.
開店間もない頃,小川通を歩いていて偶然通りかかった店だ.魚屋であった空間を改装してカフェとしており,入口のそばには特注の焙煎機が鎮座している.わざわざ出かける店だ.
【9 January 2017】



珈琲考(3)

今は外国人向けの観光名所となり,往年の味わいが消えた錦市場の西出口,高倉通と錦小路通の交差点から少し南に「自家焙煎珈琲豆専門店びーんず亭」がある.店舗面積はかなり狭いが,珈琲豆の販売だけでなくテイクアウトにも対応している.
そもそも,テイクアウトの必要性は感じないのだが・・・.
【8 January 2017】



珈琲考(2)

河原町今出川交差点の南西角に「出町輸入食品北店」(河原町通りの少し南に本店があるが,こちらの方がこじんまりしていてよい)がある.珈琲豆を購入(100gから可)すれば,商品を待つ間に「珈琲,いかがですか?」と声がかかる.もちろん,無料.目の前にはクッキー(輸入品)が置かれている.珈琲好きの心を捉える心憎い演出である.

『参考』インスタント・コーヒーについては,世の中にそういうものがある,ということを知っているだけにとどめたい.世の中には,そういうものを飲まなければならぬかわいそうな人たちがいるということを知っているだけにとどめたい.【伊丹十三:女たちよ!(新潮社)】
【7 January 2017】



珈琲考(1)

京都には珈琲の有名店が多い.しかしながら,有名店であるがゆえに観光客も多く,ゆっくりカフェ気分に浸ることは難しい.
一方,自家焙煎の店で珈琲豆を購入して,ペーパードリップ等でコーヒーを淹れることは,寛ぎの時間を確保するという観点からは最適であろう.

京都大学そばの百萬遍交差点を北へ向かうと「京都グレートコーヒー」なるコーヒー豆専門店がある(下鴨神社から東進し,叡山電車の踏切を超えてしばらく行くと東大路通りとの田中里ノ前交差点北東側にある.).「ブルマンブレンド500g,1400円!」といかにも妖しい雰囲気が漂っているが,単一豆(たとえば,コロンビア100g,320円)も意外に(失礼!)いけるのである.珈琲豆は「よい顔」をしており,味に雑味がない.高級店の珈琲豆がいけるのは当然であるが,この価格が何とも魅力的,きっとご常連が購入して店を支えているのに違いない.

『参考』日本人はずいぶんコーヒーをよく飲むし,また妙に銘柄やブレンドにうるさい人が多いわりにコーヒー・ミルを持っている人が少ない.挽きたてでないコーヒーをいかに論じてみても詮ないことと,私は思うのだが.【伊丹十三:女たちよ!(新潮社)】
【6 January 2017】



新春,京都,伏見稲荷大社

伏見稲荷大社伏見稲荷大社 伏見稲荷大社

初詣の伏見稲荷大社.昨年に続いて日差しのある穏やかな正月となった.
三が日は当然ながら人出が多く,外国人には一番人気の「お稲荷さん」であるから外国人の姿も目立った.
技術(ものづくり)の神様「御劔社」を経て辿り着いた,稲荷山頂「一の峰」には参詣を待つ行列ができていた.
【5 January 2017】



Prosit Neujahr !

元日恒例のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは,新進気鋭のグスターボ・ドゥダメルが指揮した.
『音楽の都』ウィーンからの衛星中継による名曲の数々は,新年に相応しい.
【4 January 2017】





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