Opinion 2023





仕事納め

コロナ禍が始まって4年,仕事納めの日を迎えた.

今年を振り返れば,

〇藤井聡太名人が八冠を京都で達成!
〇阪神タイガース,38年ぶりの日本一!
〇ロシアとウクライナの戦争,終結せず長期化へ!
〇イスラエルとハマスの戦争が泥沼化!
〇コロナに代わってインフルエンザが猛威を!
〇自民党の裏金問題が明るみに!
〇今年の漢字は「税」!
〇師走にダイハツの不正が発覚,全工場が操業停止に!

暖かい正月との予報.
皆さんよいお年を!

【28 December 2023】



慶祝 阪神 日本一!!

オリックスに4勝3敗で勝って,38年ぶり,2度目の日本シリーズ制覇.

「(前略)選手として,監督として日本シリーズに勝てて幸せです」とは岡田監督.

岡田彰布監督,ありがとう! 阪神ファン,おめでとう!

【5 November 2023】



藤井聡太名人が史上初の八冠を京都で達成!

第71期王座戦五番勝負第4局が10月11日,京都市東山区蹴上のウエスティン都ホテル京都で行われ,午後8時59分,挑戦者の藤井聡太名人(竜王,王将,王位,棋聖,棋王,叡王)が永瀬拓矢王座に138手で勝って,3勝1敗で王座を奪取し,21歳2か月で前人未到の八冠独占を達成した.終局間際,▲5三馬の一手で逆転され「勝ち」がすり抜けた永瀬拓矢王座の苦悶の表情が勝負の厳しさを物語っていた.

タイトル初戴冠の棋聖からタイトルを防衛し続けての八冠達成であるが,藤井伝説の第1章が完結したに過ぎない.今後は永瀬拓矢九段との名勝負が続くことになるだろう.ぜひ,名人戦での対局を見たい.

【12 October 2023】



JFEスチールの高炉(川崎市川崎区扇島)休止!

16日にJFEスチール東日本製鉄所京浜地区(川崎市)にある最後の高炉が休止した.鉄鋼需要が低迷する中での高炉休止とのことであるが,1980年代前半に前身の日本鋼管(NKK)京浜製鉄所の製鋼工場(国鉄浜川崎駅を出て,人工島の扇島へ海底トンネル経由で移動)にしばらくお世話になった者としては寂しさを禁じ得ない.

高炉:製鉄工場で鉄鉱石から銑鉄を製出する炉.最大級のものは五〇メートル以上もの高い円筒形をなし,下部はくびれて湯溜り部となる.鉱石はコークスとともに頂上から挿入され,炉を下降する間に湯溜り部で発生する高温の還元性ガスの作用をうけ溶融してスラグと銑鉄とに分離される.溶鉱炉.(広辞苑)
【21 September 2023】



阪神18年ぶり優勝!

14日,甲子園で巨人を4−3で退けて18年ぶりのリーグ優勝.「甲子園で宿敵巨人を倒して岡田彰布監督を胴上げ!」,最高の舞台が用意されていた.

【14 September 2023】



関西将棋会館・地鎮祭

高槻に移転する関西将棋会館の地鎮祭が13日挙行された.羽生善治日本将棋連盟会長,佐藤康光前会長,藤井聡太名人,・・・.羽生善治会長ならびに前日12日に神戸での王座戦第2局で永瀬拓矢王座と214手の死闘を制した藤井聡太名人が挨拶.

場所はJR高槻駅西口からすぐの一等地.完成は2024年10月.今後は将棋のまち高槻に将棋ファンの目が注がれることになり,高槻が単なる通過駅ではなくなることになる.

【13 September 2023】



祇園祭後祭宵山(11)

後祭巡行では大舩鉾は殿(しんがり)を行く.後ろ姿も美しい.


【29 August 2023】



祇園祭後祭宵山(10)

平成に復活した大舩鉾は凱旋を表す舩鉾である.


【28 August 2023】



祇園祭後祭宵山(9)

祇園祭後祭巡行の先頭を行く籤取らずの橋辨慶山.この山も人気が高い.巡行時には牛若丸の一本足がL字型金具で支えられていることが重要であるとのこと.


【2 August 2023】



祇園祭後祭宵山(8)

鯉山グッズには炎天下に長い行列.室町通りを北へ歩けば,2年連続「山第壱番」の浄妙山がある.


【1 August 2023】



祇園祭後祭宵山(7)

町家の奥へ入れば,左甚五郎の作とされる巨大な鯉が祀られている.


【31 July 2023】



祇園祭後祭宵山(6)

鯉山といえば,鯉が瀧を昇って龍に成る登龍門! 室町通りの南にある人気の高い山である.


【30 July 2023】



高浜原発1号機が12年ぶりに再稼働!

関西電力高浜原子力発電所の1号機が7月28日午後3時,原子炉を起動し,12年ぶりに再稼働した.29日朝には所謂臨界状態に達するとのこと.1974年に運転を開始して廃炉になっていない国内最古の原子炉である.安全宣言を出しての再稼働であるが,原子力発電所は事故が起これば何も対応できずに逃げるしかないことは福島の事故以来,国民の誰もが知っている.誰も責任をとらず,近隣住民が苦しめられることも誰もが知っている.過酷な環境下で運転される原子炉には(安全に運転が可能な)寿命がある.そもそも書類の書き方で寿命が伸びることはあり得ない.

原子力発電所を送電の手間をかけてでも人口密集地から離れた僻地につくっていることが安全でないことの証明であろう.事故が起これば「捨て石」にされることは明らかである.早急に逃げる準備をしなければなるまい.福井県知事のコメントは出ているようだが,当該原発から最も近い町は舞鶴市である.原発問題では毎回,舞鶴市と京都府が無視され続けるのはどういうことなのか? 事故に県境は関係あるまい.
 
【29 June 2023】



祇園祭後祭宵山(5)

北観音山の南には南観音山.南観音山といえば,柳.


【28 July 2023】



祇園祭後祭宵山(4)

北観音山の近くには所謂一つの屏風祭,大人の宵山の風情がある.


【27 July 2023】



祇園祭後祭宵山(3)

八幡山から南へ行くと北観音山がある.


【26 July 2023】



祇園祭後祭宵山(2)

鷹山から新町通を南へ行くと八幡山がある.八幡山といえば,鳩.


【25 July 2023】



祇園祭後祭宵山(1)

後祭の宵山も天候に恵まれた.まずは鷹山.実は車輪には舩鉾の車輪が使われている.


【24 July 2023】



祇園祭前祭山鉾巡行

今年の前祭巡行は昨年に続いて貫けるような青空と猛暑.

四条堺町のくじ改めに近づく放下鉾の稚児(人形)捌きは見事の一言.KBS京都・BSイレブン(生放送)の解説によれば,放下鉾には昭和の初めまでは生稚児が乗っていたとのこと.なるほど.
 
【17 July 2023】



詰将棋

梶井基次郎ゆかりの書店に若島 正著の「盤上のパラダイス」が並んでいる.開いてみると詰将棋パラダイスの生みの親,鶴田諸兄氏の懐かしい顔.名古屋市千種区・・・,詰将棋パラダイス編集部.

つめしょうぎは,「詰め将棋」ではなく,「詰将棋」が正しい.
 
【20 June 2023】



投了図

第81期名人戦は藤井聡太竜王が名人位を奪取して幕を閉じた.第40期に加藤一二三十段が名人位を奪取した翌年には谷川浩司八段が,第51期に米長邦雄九段が名人位を奪取した翌年には羽生善治四冠が挑戦者となり,いずれも名人位に就いている.これも歴史のめぐり合せであろう.

第5局の投了図,これほど美しい局面は記憶にない.金銀4枚が先手玉の側に居ながら後手の飛車と2枚の角が急所に利いており,94手目の△8七銀で必至になっているのだ.渡辺 明名人と藤井聡太竜王で作り上げた珠玉の棋譜である.
【9 June 2023】



珈琲考(36)

南千住駅を出て南側の陸橋に上がると正面にはコロナ前と同じく東京スカイツリーが聳えている.東京スカイツリー開業11周年.
泪橋を超えて少し歩けばカフェ・バッハにたどり着く.珈琲の聖地も時代の流れには逆らえず,全面禁煙になったようだ.
【8 June 2023】



珈琲考(35)

先日,久しぶりに堀口珈琲世田谷店を訪れた.珠玉の珈琲豆から何を選ぶかはいつも悩ましい.奥を眺めると運よく右奥の席が空いていたためブレンド#9を注文して至福の時間が過ぎた.
トイレに入ると何と金魚鉢がなくなっていた.「金魚が昨年末に天命を全うし,金魚鉢が撤去されました.今は御常連からの流木が置いてあります.」とのこと.

【7 June 2023】



藤井聡太新名人が誕生,史上最年少で名人・七冠達成!

(盤寿の)第81期名人戦第5局は藤井聡太竜王が制し,4勝1敗で渡辺 明名人から名人位を奪取,史上最年少で名人を獲得するとともに七冠(名人,竜王,王将,王位,叡王,棋聖,棋王)を達成した.
【1 June 2023】



珈琲考(34)

先日,西舞鶴に自家焙煎 珈琲ヒュッテが開店した.舞鶴に本格的な自家焙煎珈琲店ができたこと自体が奇跡といえる.
店内に入ると開店祝の胡蝶蘭がたくさん飾られ,左側の空間には焙煎機(特注品ではないとのこと)が鎮座している.本物の珈琲好きの琴線に触れるお店になってほしい.
珈琲ヒュッテの南北には珈琲店跡が(なぜか)壊されずに残っており,往時の界隈の賑わいを思い出す.


奇跡の珈琲店を静かに見守りたい.

【5 May 2023】



第81期名人戦が開幕!

いよいよそのときが来た!

渡辺 明名人に藤井聡太竜王が挑戦する第81期名人戦第1局は藤井聡太竜王が110手の激戦を制した.後手番で先勝したのが大きい.
藤井が名人位を奪取するのは間違いないが,興味は渡辺がどこまで粘れるかだ.2勝はできないかもしれない.第7局までもつれれば,将棋の真髄が堪能できるのだが・・・.

【7 April 2023】



藤井聡太新棋王が誕生,史上最年少で六冠達成!

第48期棋王戦第4局は藤井聡太竜王が制し,3勝1敗で棋王を奪取,史上最年少で六冠(竜王,王将,王位,叡王,棋聖,棋王)を達成した.
【19 March 2023】



舞鶴市

2月5日の舞鶴市長選.翌日の朝刊には「京都府北部の最大都市に衝撃!」なる見出し.

初当選した鴨田秋津市長が2月27日,3月定例会が開会した市議会で所信を表明した.今年で市政施行80周年を迎える舞鶴の再生を目指し,

(1)次世代への積極的投資
(2)安全で安心できる社会の実現
(3)魅力的なまちづくりの構築
(4)身を切る行財政改革の遂行

を施策の4本柱として掲げた.

(中略)

「閉塞状況」にあったと指摘してきた市役所の活性化のための改革を進め,市長報酬の3割カット,退職金ゼロなどを実施すると表明.

(中略)

当日の傍聴席(38席)は満員で市民の関心の高さを示したとのこと.

医療の専門家とされた前市長の12年,肝腎の病院問題も何ら解決していない.企業の撤退も目立ち,衰退の一途を辿ったように見える.

天気予報で「京都」のつぎに必ず登場する旧海軍鎮守府の街「舞鶴」,少しでも光が射してほしいというのが市民の願いではないか.

【1 March 2023】



ロシアのウクライナ侵攻から1年!

ロシアがウクライナへ侵攻して1年が経過した.愚かな戦争が始まって以来,兵器関連の企業はにんまりといったところであろう.「戦争は終わらせることが難しい」のは周知のことではあるが,今回の戦争にもそのまま当てはまるようだ.

【24 February 2023】



厳冬

今朝の気温は自動車の外気温センサー表示で氷点下8℃(5時過ぎ).
温度センサーで測ると氷点下6.8℃(6時過ぎ).

舞鶴でここまで冷えたことは経験がない.路面は極寒に出現する凍結路面特有の表情,上空にはかなり低温の寒気が流れ込んでいるようだ.

【26 January 2023】



ステルス値上げ

所謂一つの(長嶋茂雄調)ステルス値上げは表示価格を変更せずに中実をこっそり減らすものであり,何も今に始まったことではないが,今朝,「世界のパン」とトラックに表示されているメーカーの「薄皮つぶあんぱん」が4個入になっていることに気がついた.5個入から1個減らされているので,25%の値上げである.25%は高率であるが,原材料や輸送費が上昇しているのであるから内容量を減らさず,正直に価格を上げれば潔いのではないか.

ステルス値上げで目立つものは身近な食品,特にマヨネーズ,ヨーグルト,珈琲豆,缶詰,スナック菓子である.いつの間にか量が減らされているのだ.

【15 January 2023】



十日ゑびす

今年も「商売繁盛で笹もってこい!」の十日ゑびすの日を迎えた.今朝のラジオによれば,ゑびす信仰の象徴とも言える笹は元来京都ゑびす神社独自の「御札」の形態が広まったものであるとのこと.なるほど.
【10 January 2023】



池波正太郎

今月25日は文豪・池波正太郎の生誕100年.

池波の名言は数あれど,究極のことばは「人間は,生まれ出た瞬間から,死へ向かって歩みはじめる.死ぬために,生きはじめる.」ではないか.

【5 January 2023】



仕事始め

昨日の上り新幹線自由席は150%乗車もあったようだ.

穏やかな三箇日が過ぎ去り,卯年も仕事始めの日を迎えた.

【4 January 2023】



Prosit Neujahr !

元日恒例のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは,フランツ・ウェルザー・メストが指揮した(2011年・2013年以来,3回目の登場).地元オーストリア出身の指揮者はカラヤン,アーノンクールに次いで3人目.

1曲を除いてニューイヤーコンサート初登場とした大胆な選曲.3年ぶりの満員の観客,例年の姿が戻った楽友協会大ホールであった.
【1 January 2023】





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