平成28年7月24日（日）舞鶴高専地域共同テクノセンターにて、大学COC事業による公開講座「第1回 ナノテクノロジー体験教室」を実施しました。今回の公開講座では、内海准教授・石川准教授（小学生対象）、清原准教授・小林准教授（中学生対象）と専攻科 電気電子システム工学コース 2年 吉田捷吾君（清原研究室所属）、同1年 井之上樹君（石川研究室所属）、電子制御工学科5年 森脇涼平君（清原研究室所属）が、身近なところで活用されているナノテクノロジーの紹介と実験を行いました。
　午前中は小学生を対象に、薄膜形成技術の応用例として鏡の作製と簡単な真空実験であるエジソン電球の実験を行いました。鏡の作製では、プラスチックに好きな絵を描いてもらい、その絵の上にアルミニウムの薄膜を着けて鏡を作りました。エジソン電球の実験では、シャープペンシルの芯を明るく光らせることができました。
　午後は中学生を対象に、清原研究室で開発している室温硬化ナノインプリントリソグラフィの実験として、試作したポータブルナノインプリントシステムを用いて実際にインプリントしたマイクロギヤの光学電子顕微鏡による観察と測定、および電子ビームリソグラフィについて学び走査型電子顕微鏡で観察しました。目で見ることができないくらい小さなモノの世界と小さな加工の世界を体験しました。
　皆さんには、身のまわりで使われているナノテクノロジーの一端を感じてもらうことができたようです。