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530 2017

お知らせ

【COC+事業】公開シンポジウム『巡礼と聖地:その伝統と現代』を開催します。[7月1日(土)~]

 COC+事業「巡礼まなびのプログラム」では、聖地と巡礼について以下の公開シンポジウムを開催します。7月1日は、西国三十三所札所のひとつ松尾寺、大本教による近代の聖地、「キリストの墓」という偽史から生まれた聖地、また遍路の海外への波及の事例など、「聖地」の広がりをさまざまな角度から発表いただきます。さらに翌2日は、松尾寺にて、伝統的な巡礼の空間について、建築史、都市空間史の専門家よりご講演願う予定にしています。北近畿の豊かな宗教文化を学び、聖地と巡礼の今とこれからを考える機会です。どなたでもご自由に参加できますので、みなさまの積極的なご参加をお待ちしております。

日 時
2017年7月1日(土)14:00 ~ 17:00(13:30開場)
場 所
舞鶴市西市民プラザ3階集会室 京都府舞鶴市字円満寺158番地6
入場料
無料
定 員
40名
 松尾 心空 「松尾寺と西国巡礼」
 出口 三平 「綾部という近代の聖地」
 岡本 亮輔(北海道大)「偽物がつくる本物の場所――青森キリストの墓を中心に」
 中川 未来(愛媛大)「海を渡った四国霊場:植民地台湾の四国八十八ヶ所写し霊場」

 コメンテーター:粟津 賢太(上智大)、栗田 英彦(南山宗教文化研究所)
 司 会:吉永 進一(舞鶴高専)

シンポジウム2日目
2017年7月2日(日)11:00 ~ 12:00 松尾寺
 矢ヶ崎 善太郎(京都工繊大)「松尾寺の建築(仮)」
 岩本 馨 (京都工繊大)「西国三十三所順路考(仮)」

発表者紹介
松尾 心空
 松尾寺名誉住職。徒歩巡礼の会「アリの会」主宰で西国三十三所の古道巡礼道を徒歩でめぐる。最近は静坐の会も主催。著書は『巡礼まんだら 心空和尚法話集』(春秋社、2010年)など多数。

出口 三平
 大本教研究者。大本教、出口王仁三郎については該博な知識を有する。著書に『スサノオの宇宙へ―出口王仁三郎の「霊界物語」を語る』など。

岡本 亮輔
 北海道大学准教授。サンティアゴ巡礼などを研究した『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社、2012年)で日本宗教学会賞。他に『聖地巡礼』(中公新書、2015年)、『江戸東京の聖地を歩く』(ちくま新書、2017年)など。

中川 未来
 愛媛大学講師。同大学法文学部附属四国遍路・世界の巡礼研究センター員。日本近現代史、とくにナショナリズム・対外観研究を専門とする。著書に『明治日本の国粋主義思想とアジア』(吉川弘文館、2016)

粟津 賢太
 上智大学グリーフケア研究所研究員。戦没者の追悼と慰霊を研究する宗教社会学者。著書に『記憶と追悼の宗教社会学』(北海道大学出版局、2017)。

栗田 英彦
 南山宗教文化研究所研究員。岡田式静坐法を中心として、戦前日本における修養を研究する。論文「岡田虎二郎の思想と実践―越境する歴史のなかで」で第12回涙骨賞を受賞。

矢ヶ崎 善太郎
 京都工芸繊維大学准教授。茶室、町屋、寺社などの日本の伝統建築を専門とする。著書に『楽しき土壁』(学芸出版社、2012)、『町家棟梁』(学芸出版社, 2011)など。

岩本 馨
 京都工芸繊維大学准教授。都市空間の視点から巡礼研究を進める。著書に『近世都市空間の関係構造』(吉川弘文館、2008)、論文に「いくつもの巡礼道―西国三十三所のイデア」『移動者の中世』(東京大学出版会、2017)など。

 なお、参加ご希望の方は、舞鶴高専・吉永(yosinaga@maizuru-ct.ac.jp ※@を半角にしてください)まで 事前にご連絡ください。

 舞鶴高専は、京都工芸繊維大学COC+事業『北京都を中心とする国公私・高専 連携による京都創生人材育成事業』に参加しています。

 主催 舞鶴工業高等専門学校「巡礼まなびのプログラム」

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