10月8日（日）に神戸市立中央体育館にて高専ロボコン2023近畿地区大会が実施されました。

今大会の競技名は「もぎもぎ！フルーツGOラウンド」で、フルーツの収穫をイメージした競技になっていました。各高専、段差をどのように超えるのかロープをどのようにクリアするのかという「足回り」およびフルーツ収穫のための「お助けアイテム」にアイデアが詰まっていました。大会の様子や結果につきましては、大会ホームページにありますYouTube動画または11月23日（木）にNHK総合で放映される番組をご覧いただきますと幸いです。なお、近畿地区大会では本校OBの大阪大学南先生が解説を行っています。

今大会から声出し応援が解禁となり、コロナ以前の大会の雰囲気に戻ったように感じました。メンバーたちは応援に駆けつけてくださった保護者の皆様や舞鶴高専OBの方々、同級生、教職員から心強い声援をいただきました。前日にテストランができず、大会当日にテストランになったり、通信が上手くいかずに作戦を変更したりとハプニングが多々ありましたが、いつもとは違う場所に見慣れた顔があるだけで落ち着くことができたと思います。会場には来られなかったけれども、ネット上で応援していただいた方々もいらっしゃることかと存じます。舞鶴高専を応援していただきましたすべての皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

いつのときも変わらないのは、どこの高専でも負けた後に悔しくて動けない学生や泣いている学生達がいることです。各高専でそれだけ悔しい思いを持てるほど、熱心にそして真摯に高専ロボコンに向き合う学生達が居ることを再認識できました。各学生がロボコンという青春を経て、強く優しい大人へと成長してくれることを信じています。このような場を設けていただける高専連合会・NHKの皆様そして今大会を主管していただきました神戸高専の皆様に改めて御礼申し上げます。

本校の部員たちも毎土日・夏休み合宿・2週間前の活動時間延長と真剣にロボットと向き合ってきました。その間、部員を支えていただいたご家族の皆様はもちろんのこと、色々な場面でご助力いただきました教職員の皆様にも御礼申し上げます。来年度は舞鶴高専が主幹での近畿地区大会となります。部員も地元開催での活躍に息巻いています。是非会場に足を運び、学生達の熱戦をご覧ください。

ロボコンに限らず、大会が終わる度に何かもっとやってやれたことはないだろうかと思います。大人ができるのはロボット製作に集中できる環境づくりだと思います。2004年の独立行政法人化以来、毎年予算削減がされ、本来ミスが許容される学生達が「予算が足りなくなるから」という理由でミスが許されない状況下に置かれてしまっています。学生から「予算は後いくらありますか？」と聞かれる度に申し訳ない気持ちになります。夏合宿の記事にも書きましたが、今後も予算縮小が見込まれるため、寄付金をいただけますと大変助かります。記事をご覧になり、ご寄付をいただきました保護者・OBの方々に厚く御礼を申し上げます。

寄付金につきまして「連絡してから返事が遅い」、「申し込みが手間」、「先に振り込みをさせて欲しい」といったご意見をいただいております。寄付金をいただくのに大変申し訳なく感じているところで、改善をしたいと考えておりますが、教職員が不足しており、手が回っていない状況です。寄付者につきまして、「現学生の保護者である」や「OO年度XX科卒業生」といった情報だけでもいただけますと若干ではございますが学内の手続きが簡易になるかと存じます。