学科・専攻科

Department

機械工学科

授業紹介

Mechanical Engineering

授業紹介

1年生・2年生設計製図Ⅰ、設計製図Ⅱ

1年次は主に製図則と手描き製図を修得します。2年次からはPCを利用した2DCADComputer Aided Design)を用いた製図を修得します。はじめはボルト・歯車等の単体部品の製図から始まり、2年次の後期はより複雑な製図を修得することになります。

1年生・2年生入門機械実習、工作実習Ⅰ

機械を製作する為には、各種工作機械の技術を修得する必要があります。2年間かけてエンジンの分解・組立、寸法計測、旋盤、フライス盤、溶接、マシニングセンタ(1年次)、旋盤、フライス盤、溶接、マシニングセンタ(2年次)の技術を修得します。

3年生工作実習Ⅱ

様々な課題に対して、グループ(15人程度)で機械の考案・設計・製作に取り組んでいきます。これまで、「動力を伝達する装置」・「ペットボトル潰し機」・「学校生活に役立つもの」等の課題に取り組んできました。授業は、ラフスケッチ、模型製作、図面作成、製作の順に進んでいきます。

4年生創造設計製作

3年次の工作実習Ⅱと同じように、グループ(18人程度)で「エンジンもしくはモーターを動力とした乗り物」の考案・設計・製作に取り組んでいきます。ラフスケッチ、模型製作、図面作成、製作の順に進んでいきますが、4年次は年間90時間の大がかりな設計・製作となっています。

4年生設計製図Ⅳ

企業と連携して様々な設計製図に取り組みます。1年間掛けて、株式会社椿本チエインの「新製品の開発設計」、オムロン株式会社の「工場ラインの改善設計」、株式会社イシダの「機器のメンテナンス」の3つの課題に取り組んでいきます。

5年生卒業研究

5年生では各研究室に4名程度配属され、各研究室の専門分野に関する研究に1年間取り組みます。以下に、機械工学科で学生が行った卒業研究の一部を紹介しています。

一人乗り自動車の設計製作

設計製図、材料学、材料力学、構造力学、工作法など五年間の学習内容を基にミニカー規格に則した自動車の設計製作を行います。設計にはコンピュータ(3D-CAD)を用いた強度計算を行い、どのような構造にすれば軽くて丈夫なフレームになるか検討します。製作には大型の工作機械を駆使し、材料を加工します。1台の車を、コンセプトを設定し、設計から製作まで行います。


流体工学に関する実験的研究

大気中を移動する飛行機や新幹線、海を移動する船や潜水艦のように、機械はさまざまな流体(気体・液体)に囲まれており、「流れ」の性質を利用するように作られています。次世代のより高度な機械作りでは、マイクロサイズのとても細い管内の流れや、回転自走するロボットの周りの流れといった、これまでにないような流れの基礎研究が求められるようになりました。そこで、4年生までで培った設計と加工の技術を使って実験装置を考案・製作し、現代工学で必要な新たな流れの性質を調べています。

起立補助椅子の開発

起立動作を支援する福祉機器の開発に取り組んでいます。座面を上方前方へ押し上げることで、腰を持ち上げて起立動作を補助します。また、日常生活に溶け込めるように外観のデザイン設計も行っています。

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