2月19日 2025
学校の様子
古典授業発表のエキシビション(2024)

2月12日(水)、古典B(1年生配当)の最終授業にて、発表エキシビションを行いました。
古典Bの授業では、各自で古典作品を掘り下げるものつくりを行い、発表を行っています。
高専に入学して初めての本格的な発表で、今後高専や社会へ出てからも多く経験するプレゼンテーションの第一歩としても、発表する側からも発表を聴く側からも考える機会になればと考えています。
教員だけでなく、学生同士でも評価をし合い、他の学生の良かった点やさらに良くするためにはどうしたらよいか、コメントを共有しました。
各クラスでの発表後、他のクラスの学生にも見せたい発表を投票してもらいました。
選ばれた各クラス計8グループが、4クラス合同の最終授業でエキシビションとして、再度発表してくれました。
選ばれた発表は、純粋な古典文学研究から一歩も二歩も踏み出し、高専生ならではの物理や数学の知識を活かした計算を行ったり、プログラムを組んで3Dやマインクラフトでシミュレーションを行ったり、実際に木材で模型を作ったり、ものつくりの画期的なアイデアが詰まっていました。
ものつくりに加え、古典世界をラップに直して超訳したり、読み込んだテキスト情報から性格診断テストに照らし合わせたり、古典と現代の価値観との懸け橋になるような発表は、パフォーマンスとしてもオーディエンスを魅了していました。
発表を聴き、改めて高専生の発想の柔軟さに感嘆するとともに、現代に通じる古典の普遍性とコンテンツとしての懐の広さを実感することができました。
今後のものつくり人生にとって、視野を広げるきっかけになればよいなと思います。
なお、昨年度(2023年度)の発表のものつくり部分を一部抜粋した動画を本校YouTubeにて公開しています。
昨年度分に負けず劣らずすばらしかった今年度分の発表も公開できるかは未定ですが、参考までに御覧いただければ幸いです。