11月14日 2025
11月7日金曜日午後に、建設システム工学科4年都市環境コース学生が、港湾工事見学会と若手技術者との意見交換会に参加しました。
舞鶴港は近畿地方で唯一の日本海側の国際港湾であり、中韓露方面と京阪神地区との玄関口として大きな役割を果たしています。
毎年建設システム工学科4年都市環境コースの学生を対象として、国際埠頭周辺の整備工事を見学させていただいており、今年度は堆積土砂撤去工事と埠頭内の見学をさせていただきました。
埠頭自体がSOLAS条約によって関係者以外立ち入り禁止の場所となっているため、釣りなどでも普段立ち入ることのできない場所に立ち入って工事現場を見学することができ、また40ft(12m)の荷役を実施するための広大かつ巨大な施設・機械を間近で見学することができました。
見学会後には、国土交通省近畿地方整備局舞鶴港湾事務所、京都府港湾局、舞鶴市役所、京都府港湾建設協会の皆様にご協力をいただき、若手技術者との意見交換会を開催いただきました。
就職や進学など将来の進路に向けての活動を進めている4年生に向けて、先輩である若手技術者の方々と意見交換の場を設けていただくことで、進路に向けての疑問や不安を解決することにつながったと考えております。
最初は緊張も見えましたが、徐々に打ち解けていき、積極的に質問や相談をしている活気のある会になることができました。
参加した学生たちにとっては、これからの就職・進学活動における進路選択や面接などに役立つ場になったかと思います。
本会にご協力をいただきました国土交通省近畿地方整備局舞鶴港湾事務所、京都府港湾局、舞鶴市役所、京都府港湾建設協会の皆様に、改めてお礼を申し上げます。
10月29日 2025
COMPASS 5.0 半導体分野 実践校の取り組みの一つとして、令和7年10月27日(月)に日本半導体製造装置協会(SEAJ)主催の出前授業を電子制御工学科2年生が受講しました。
まずは、下記の半導体エンジニア5名
- (株)日立ハイテク 大木 貴仁 氏(徳山高専 本科卒)
- TOWA(株) 山根 眞 氏(舞鶴高専 本科卒)
- 東レエンジニアリング先端半導体MIテクノロジー(株) 岡 浩平 氏(舞鶴高専 本科卒)
- (株)堀場エステック 宮田 芳樹 氏(舞鶴高専 本科卒)
- (株)SCREEN SPE サービス 岡 那哉 氏(舞鶴高専 本科卒)
から、現在行っている半導体製造装置に関わる仕事内容、仕事に必要なスキル、1日のスケジュールなどについて説明していただきました。
その後、パネルディスカッションでは、多くの質問に回答する形で半導体エンジニアらが、適切な回答をしていただきました。
今回の出前授業で今後も発展が期待される半導体製造装置企業に大変興味を持ってくれたようです。
今回の出前授業を実施するにあたり、SEAJの皆様に多大なるご支援いただき、ありがとうございました。
10月24日 2025
10月20日(月曜日)の放課後、建設システム工学科全体集会を実施しました。
コロナ禍で休止をしていた全体集会は、建設システム工学科に所属する1年生から4年生までが一堂に会すことで学科学生としての一体感を生み出し、進路報告などを通じてキャリア教育につなげることを目的としています。
第1部では、4年生のインターンシップ報告、5年生の就職・進学報告を都市環境・建築の各コース1名ずつから発表していただきました。
各人10分という短い時間でしたが、経験を伝えるというだけではなく、着目した点や後輩たちに向けたメッセージなどを絡めたとてもよい発表をしていただき、後輩たちもメモを取りながら熱心に発表を聞いていました。
第2部では、本校卒業生である丹羽信弘様(中央復建コンサルタンツ株式会社)に、『橋をデザインするシゴト -未来を描く建設コンサルタントの世界- 』と題して特別公演を行っていただきました。
丹羽様は、Instagramで毎日橋の魅力を発信する"愛橋家"としても知られています。舞鶴高専を卒業後、建設コンサルタント業である中央復建コンサルタンツ株式会社に入社し、長年にわたり橋梁の計画・設計(デザイン)に携わってこられました。代表的な作品には、東京ゲートブリッジ、小名浜マリンブリッジ、阪神高速道路西船場ジャンクション改築事業(改築事業の紹介記事)などがあり、これらは優れた橋梁の業績に送られる土木学会田中賞を受賞されています。 こうした専門的な実績に加え、テレビドラマ『マニアさんと歩く関西』などメディア出演や、「まいまい京都」での大阪の橋のガイドなど、一般の人々に土木・橋の魅力を伝える活動も精力的に行っておられます。
講演では、舞鶴高専での学生時代の思い出から、橋梁エンジニアとしてのキャリア、そしてテレビ出演を通じた裏話まで、多彩なエピソードを交えながらお話いただきました。終盤には、「橋は、人と人、まちとまち、そして想いと想いをつないでくれます。橋をデザインするということは、未来の風景を描くこと。どうか皆さん、この国の風景をもっと美しいものにしていくエンジニアになってください」という熱いメッセージで締めくくられ、学生たちも心を動かされていました 。
丹羽様の情熱と温かい言葉に、参加した学生たちは、建設系の世界で働くことの意義と可能性を感じ取った様子でした。会場は笑顔と活気に包まれ、将来への希望を抱く時間となりました。
全体を通じ、学生たちにとっては身近なインターンシップや就職・進学活動の準備を進めるとともに、その先の進路でどのような展望を描くかについてのきっかけにつながる全体集会になったと思います。
10月9日 2025
学校の様子
地域共同研究の様子~西舞鶴駅前歩行者空間整備~
舞鶴高専では、地域と連携した授業や研究を進めており、その中でも建設システム工学科の尾上研究室が取り組んでいる西舞鶴駅前広場の土地利用に関する研究について紹介します。
JR西舞鶴駅西口の道路再編に伴ってできる広い歩道空間を、市民が有効活用できる場所として提案する取り組みです。これまでに、「西舞鶴駅西口駅前広場の土地利用に関する調査研究」報告会を実施しました。の記事などで紹介いたしましたように、現地調査から模型の制作、コンピュータシミュレーションなどを通じて車主体の都市空間から歩行者主体の都市空間へと変化させるための方法について研究を続けてきました。
このたび、次の日程で実証実験を実施することになりましたので、学生たちの研究のインタビュー記事と合わせてお届けします。ご興味を持っていただいた皆様にはぜひとも実証実験にご参加いただければと思います。
舞鶴市からのお知らせ:西舞鶴駅前の社会実験のお知らせ
実験日程:10月16日(木)~ 19日(日)及び 25日(土)
※10月25日はみんなの駅前ひろばフェス!! と併せての実施です。
上記日程のうち、
10月16日(木)8:00 ~ 19:00
10月19日(日)8:00 ~ 19:00
10月25日(土)8:00 ~ 19:00
の3日間は、学生たちが研究のためにアンケートなどの調査も実施いたしますので、ぜひご参加いただきご協力いただければ幸いです。
5年 浮田さん
Q:卒業研究ではどのようなことを進めていますか?
A:西舞鶴駅前の広場に、ストリートファニチャーを置くことによって、歩きたくなる空間を作る研究をしています。(※ストリートファニチャーとは、道路や広場などの公共空間に設置される家具のことを言います)
今年制作したストリートファニチャーは高さやひじ掛けの有無で3種類あり、実証実験では昨年制作したものと合わせて4種類を設置します。様々な人が利用することを踏まえ、使い心地がいいようなデザインや安全のための丁寧なやすり掛けやより強固なねじ止めといった点の工夫も重ねました。
Q:来場いただける皆さんに向けてコメントがあればください。
A:(上記3日間で)使い心地などの利用者アンケートをとりますので、ぜひとも多くの人にご参加いただき、ご意見を頂きたいです。
1~4年生では、卒業研究でどんなことをするかを知ってもらえるいい機会にもなると思います。
また、西舞鶴は文化財にも登録されている銭湯やきれいな漁師町の吉原があるので、遊びに来るついでに体験してほしいです。
専攻科2年 日下部さん
Q:本科5年生の卒業研究から専攻科2年生までの3年間続けてきた、これまでの研究と実証実験に対する思いを教えてください。
A:卒業研究から年月が経るにつれて、車中心ではなく人中心のまちづくりをもっといろんなところで広まればいいなという思いが強くなってきました。実証実験には多くの人に参加していただき、まちを自分の足であるくことで、自分の「まちの魅力」に気付くきっかけになればと思います。
Q:実証実験で設置するストリートファニチャーについて、工夫をした点を教えてください。
A:公共空間に設置するものであるため、利用してもらう人にとって「決めつけられた使い方」にならず、「人の行動を促す形にしたい」という思いを3年間持ち続けて研究を進めてきました。「利用者自らが手で持ってベンチ同士をくっつけたくなる」ようなデザインを目指した結果、少しふくらみを持たせてやわらかい印象を持たせ、多様な使い方を誘起できるように工夫しました。また、ふくらみをもたせたデザインのもつ「芋虫」のような印象が愛らしく感じられて、個人的にはとてもよかったです。
10月6日 2025
学校の様子
【機械工学科】4年生・5年生の発表(2025)
9月26日 2025
学校の様子
後期授業が始まりました。(2025.9)
夏休みが終わり、学生たちが学校へ戻ってきました。季節は秋へと移り変わり、過ごしやすい気候の中で後期がスタートしています。
夏休み中には、学生昇降口の外壁補修工事が完了しました。きれいになった昇降口で、学生の皆さんを気持ちよく迎えることができました。
(※外壁補修工事の様子は、9月8日の記事や9月25日の記事でもご紹介しています。)
学生の皆さんも、夏休み中には学校ではできないさまざまな経験をされたことと思います。旅行や地域活動など、それぞれの体験がきっと自分自身の財産になっているはずです。
学校では、学校でしかできない経験が待っています。後期は、高専祭をはじめとしたイベントも盛りだくさんです。仲間とともに充実した時間を過ごし、たくさんの思い出を作ってほしいと思います。
9月24日 2025
令和7年9月18日(木)15:30~17:00において、舞鶴市役所別館6階大会議室で建設システム工学科4年都市環境コース学生が前期に実施した建設設計製図Iの課題「舞鶴市のまちづくり」の成果発表を行いました。
この課題は、舞鶴市職員を講師とし、舞鶴市内の活性化策として舞鶴高専を東舞鶴地区市街地へ移転することをチームで考えるもので、当日は代表学生7名が市役所職員に向けて発表を行いました。
舞鶴市のまちなか再生と舞鶴高専の特色ある学校運営を目的に、学生が実社会の課題に対する解決策を、創造力を活かして提案しました。出席された舞鶴市役所の主に管理職の方々からは、役所内では思いつかない思い切った発想で面白い、すぐに取り組める内容もあって参考にしたいというコメントや、この動画は素晴らしいがどうやって作ったのかなどの質問があり、それに対して学生は丁寧に回答していました。
学生にとって行政の方との意見交換はとても有意義で良い機会となりました。
9月22日 2025
学校の様子
図書館からのお知らせ(2025.9)
9月19日 2025
学校の様子
ロボコン応援用スティックバルーンを作成しました。
9月21日(日)高専ロボコン2025近畿地区大会が、ベルウイングアリーナ(名張市総合体育館)で開催されます。それに合わせ、スティックバルーンを作成しました。応援に熱が入ります。
現在、創造技術研究会は大会前のラストスパートで各ロボットの調整をしていることと思います。悔いのないよう精一杯、自分たちの創造と技術を披露してきてくださいね。
スティックバルーンのデザインは、本校HANDMADE部が行いました。
9月19日 2025
9月16日(水)の午後に、京都府港湾局様の主催で低学年対象の港湾工事見学会を実施しました。
舞鶴は海軍の舞鶴鎮守府が設置されるなど、天然の良港として有名であり、現在でも近畿唯一の日本海側の国際港としての位置づけは揺るぎません。
今回の見学では、舞鶴における国際コンテナの上げ下ろしをする舞鶴国際埠頭における地盤改良工事(SCP工法)の現場見学を企画いただきました。
1~3年生の12名の学生が参加し、SCP作業船の大きさに驚いたり、「どういった作業をしているのか」、「どういった働き方をしているのか」などの質問を積極的にしたりするなど、貴重な機会を存分に楽しんでもらえたかと思います。
本州で稼働しているSCP作業船は2隻しかなく、そのうちの1隻の工事現場を見学することができるという大変貴重な機会に恵まれました。
今後も専門科目の勉強に向けたモチベーションを高めたり、将来の進路選択のヒントになったりという形でキャリア形成につなげてもらいたいと思います。
最後になりますが、本見学会を主催いただきました京都府港湾局様、現場見学や業界説明にご協力をいただきました国土交通省舞鶴港湾事務所様、みらい建設工業株式会社様、鶴美建設株式会社様、株式会社不動テトラ様の皆さまに、感謝を申し上げます。

























































