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216 2026

学校の様子

【クラブ活動】文学研究会の様子(2025)

【クラブ活動】文学研究会の様子(2025)

文学研究会では、毎年学生が自分たちで決めたテーマに沿った創作を掲載した部誌を発行しています。
2025年度は「鳥」をテーマに執筆し、高専祭で展示しました。

一部を抜粋してご紹介します。

 星よ。よだかの星よ。あなたの軌跡に思いを馳せ、この苦しみを除くことはできるだろうか。
 再び、光へ歩き出す。とうに動かない羽根を想念から捨てて。
 そして落ちゆく。けれど、それで良いのだ。とも思う。飛び去って残された風を追っただけだけれど、その程度の能力しかない僕には、追えたことがなにより嬉しいのだから。

(「翔けた果てに」抜粋)

 乗り込んだシャトルには、垂直に立てつけられた搭乗席が人数分あった。それに腰掛ける、と言っても、絵面からして、寝そべっているとでもいうべきなのだろう。私の身に降りかかる重力と相対した背もたれは、地上にいる時のそれよりも幾段頼りがいがあり、ずっしりと私を支えている。さて、今、仰向けに横たわる私は、このシャトルの進行方向を向いている。つまり、奇妙なことに、私の前進は、地上から見た上昇であるという。

(「スペースデブリはかく語りき」冒頭抜粋)

「やっぱり、良い色だね。君の絵って感じがする。」
少女はただ、無邪気に笑顔で少年にそう告げる。少年は対照的に曇った表情でコーヒーを飲み干してしまった。彼の眼には彼女の色は目の青だけ。本当はどんな色をしているのか、どんな色の服を着ているのか、髪の色を知る手段はもうない。言葉で伝えられた色を、ただかつて見えていた色の感覚を元に作り出すだけ。それでも彼は、絵を描けるそれだけが救いだった。

(「無彩の鳥籠」抜粋)

大雪のために、今年度予定していた文学散歩は中止になってしまいましたが、来年度はまた新たな体制で活動していけたらと思います。

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