6月3日 2024
学校の様子
【建設システム工学科】4年都市環境コースの設計課題中間発表会が実施されました。(2024)
建設システム工学科では、4年生から都市環境コースと建築コースに分かれて、より専門を深く学び身に付けます。
都市環境コースでは、建設設計製図Iの授業で『舞鶴市のまちをつくる』をテーマとした都市計画課題の中間発表会を実施しました。
少子高齢化や人口減少が日本全体で課題となる中、まちの機能を中心部にまとめる「コンパクトシティ」の推進が多く進められています。本講義は、舞鶴市役所の協力のもと、舞鶴市を舞台に社会課題を解決できるまちづくりのための設計課題に取り組むものです。ポイントとして「どのように中心部に人を呼び込むか」「公共交通の利用をどのように促進するか」「居住や産業にとって必要な道路をどのように改善するか」という3点が挙げられ、これらの要素を踏まえて検討しています。
まちづくりのための計画に取り組むために、4年目になる舞鶴市を街歩きなどしながらじっくり調査し、まちの良いところや課題となっているところを取り上げ、課題解決のための手法をまとめています。人を呼び込む方法としても、子育て世代にフォーカスした発表や高専生にフォーカスした作品など、各班様々なアプローチが発表され、学生同士の質疑や市役所の現役職員の方からの質問やアドバイスを受けていました。
都市環境コースの課題は中間発表でのコメントやフィードバックをもとに、学期末の最終発表に向けてさらにブラッシュアップがされていきます。最終発表までに、複雑な社会の課題を少しでも解きほぐす方法を見つけ、持続可能なまちづくりを担う都市技術者に向けての力をつけてもらえることを期待します。