11月22日 2023

10月24日(火)、電気三学会主催の「学生のための講演会」を実施し、兵庫県立大学大学院情報科学研究科の鷲津仁志先生に「富岳時代の大規模分子シミュレーション」という題目で講演をしていただきました。
講演では鷲津先生の実務経験を通したスーパーコンピュータのお話や、スーパーコンピュータを利用して得られた研究成果のご紹介、先生の専門分野である摩擦現象のシミュレーションなどについてのお話をしていただきました。舞鶴高専ではなかなか聞くことのできない研究分野のお話や、これまでに学習してきた物理や化学の知識がどのように発展していくのかというお話も聞くことができ、学生たちも大変興味深く講演を聴講しておりました。講演後には学生から「舞鶴高専ではなかなか聞くことができない大規模シミュレーションの話を聞くことができて非常に勉強になった」、「シミュレーションのイメージを学ぶことができ興味を持った」などの声が上がっており、非常に良い経験になったかと思います。
改めまして、今回講演をお引き受けくださった兵庫県立大学大学院情報科学研究科の鷲津仁志先生ならびに、兵庫県立大学大学院情報科学研究科の関係者の皆様、また主催してくださった電気三学会の皆様に深く感謝いたします。
11月21日 2023

舞鶴には海軍の遺構が多く残されています。歴史から忘れ去れていた文化財も少なくありません。その一つに、舞鶴湾に浮かぶ小島である蛇島(じゃじま)のガソリン倉庫があります。舞鶴高専では、舞鶴市に協力して蛇島に残された100年前に造られたガソリン倉庫の調査を行っています。今回、調査に同行してみました。
蛇島への上陸には、救命胴衣をつけてボートで移動します。上陸してからは、今は誰も住まない無人島の草木を分け入って中を進むので、探検気分です。海岸に佇めば、普段は見れない舞鶴市街の海からの眺めは新鮮です。
今回の調査では、トンネル倉庫の詳細な3次元形状を計測したり、覆っている土や草木を取り除いてトンネル倉庫へのアクセス通路を発掘しました。先生方も、テレビ局の取材を受けながら、学生と一緒に発掘作業をされていました。今後も調査を続けていくことで、海軍遺構の実態が徐々に明らかとなっていくでしょう。
11月8日 2023

11月3日(金)に公開講座「ユカイな生き物ロボットをつくろう!」、11月4日(土)に公開講座「リモコンロボットをつくろう!」の競技会を実施しました。競技会は全日本小中学生ロボット選手権舞鶴高専大会として実施され、優勝・準優勝した小中学生は和歌山で行われる全国大会に出場します。競技会では電子制御工学科5年生と専攻科1年生が審判兼実況をしてくれました。高専祭が開催されていたこともあり、廊下から大会の様子を見学する人たちも多くいらっしゃいました。
小学生部門の課題は「チェンジブロック」でフィールドに配置されたブロックを入れ替える競技になっています。結束バンドを回転させるデフォルトの移動方式や車輪型の移動方式のロボットがありました。どうやってブロックを移動するのかや段差を越えていくのか等のアイデアが必要となる競技でした。
中学生部門の課題は「マグロの一本釣り」でペットボトルをマグロに見立てて、かご等に入れる競技になっています。遠方のペットボトルをどのように釣り上げるのか、ロボットをどのように展開していくのかアイデアが必要となる競技でした。
今回参加してくれた小中学生が舞鶴高専に入学してロボコニストになってくれることを期待しています。
10月31日 2023

10月30日 2023

本校学寮では、新型コロナウイルス感染症対策として、食堂の座席を長らく机の片側のみに配して食事中の接触を抑制してきましたが、9月の開寮後、久しぶりに対面座席に戻し、一度に300人以上が喫食できる状態となりました。
この変更は、授業時間を確保する目的で、昼休みを短縮(コロナ禍前と同様に)するためにとられた措置です。
昼食時、昼休みが短くなったことによる食堂前の長い列は、まさしくコロナ禍前の光景を髣髴とさせるものです。
学生の皆さんには、長い列に慣れないところがあろうかと思いますが、昼休みの後半に食堂へ出向くなど、喫食時間を分散することで対応していただければと思います。
仲間たちと会話しながらの食事はやはり楽しそうで、今回の対応によっていっそう食が進むようになってもらえたらと思います。
10月23日 2023

10月19日(木)、海外インターンシップ報告会を開催しました。
2019年を最後に現地派遣はコロナ禍で中止を余儀なくされましたが、ようやく海外インターンシップの現地派遣が再開となりました。専攻科1年の森君が8月10日から31日まで3週間、タイのキングモンクット工科大学ラカバン校(KMITL)でインターンシップに参加しました。配属先研究室での専門的な研究活動だけでなく、教員や学生との交流を通じて英語力を向上させる良い機会になったようです。
報告会では、英語で発表を行い、英語での質疑応答もこなし、インターンシップを経て自信がついたように感じられました。短期間の海外体験で小さな一歩を踏み出したところですが、きっとこの経験は大きなステップアップにつながるものと期待しています。
10月19日 2023

10月17日(火)、英語デーがありました。3年生以上はTOEICを受験、1年生と2年生は希望者がTOEIC Bridgeを受験しました。初めてのTOEIC Bridgeで緊張しましたが、これまでの英検や定期テストの経験を活かして落ち着いて問題を解くことができたのでよかったです。いっしょに受験したクラスメイトの感想はさまざまでした。
「意外と難しかった。」
「集中力が保てなくて苦戦した。」
「時間配分がうまくできなかった。」
「楽しかった。」
「次は頑張りたい。」
来年の英語デーが今から待ち遠しいです。でも、来年まで待てないので、寮生活を題材に自分で問題を作ってみました。TOEICとは一味違う問題になっていると思います。
これからReadingのテストを始めます。次の対話を読んで問いに答えなさい。TaroとManaはこの春から舞鶴高専にかよっています。
Taro: Hello, Mana. It's been half a year since we started school. How is your life in the dorm?
Mana: Taro, you are a commuter student. It’s hard to spend an hour and a half coming to school every weekday, isn’t it?
Taro: It's really hard. But I'm still worried about living away from my parents...
Mana: Well, let me tell you how things are going at Kakuyu Dormitory.
Taro: Wow sounds like fun.
Mana: The morning begins with the school song. I hear it every morning, so I've already learned the words by memory. After that, I have a morning roll call taken, get ready for school, have breakfast in the cafeteria, and then go to class. Fortunately, it only takes about 5 minutes to walk to the classroom, so I have time on hands to get ready in the morning. In case of need, I can go back to my room to pick up things I leave behind and take a nap during the lunch hour.
Taro: That’s a privilege of dorm students.
Mana: That’s exactly it. After club activities, I eat dinner, take a bath, and have a night roll call at 8:50 pm. Then we all clean up the communal space. And the lights are turned off at 11:00 pm.
Taro: You keep regular hours. That’s why you look so cheerful.
Mana: I can hang out with my friends anytime, and moreover I often work together with them on difficult problems and challenges.
Taro: Ah, that’s so fascinating that I want to live in the dormitory. Thank you for telling me a lot.
Question 1
How long does it take Taro to commute to school?
Question 2
What is the first thing Mana hears as soon as she gets up in the morning?
Question 3
What time does Mana go to bed?
<解答>
Q1 1時間30分
Q2 校歌
Q3 マナの気分次第(ただし、消灯は11時)
10月17日 2023

3・4年生の授業「発展英語」の様子を紹介します。本授業は3・4年生の希望者だけが参加するもので、主に大学への編入学試験や専攻科の入試の合格、またTOEICの点数アップを目指して、通常の授業よりも発展的な英語を取り扱うものです。これにより単位を修得することはできませんが、多くの学生が自主的に参加し、毎週熱心に英語の学習に取り組んでくれています。
今回(10月12日)は翌週火曜日に学校で実施されるTOEIC IPテスト前ということでしたので、TOEICの練習問題に取り組みました。特に3年生ははじめてのTOEICに触れるという学生が多く、その難しさに戸惑っているようでした。これからまだまだ伸びしろがありますから、高得点を狙って頑張っていきましょう。
10月16日 2023

10月13日 2023

10月12日(木)、電子制御工学科5年生の卒業研究中間発表会を2グループに分かれて行いました。1月には学科教員・5年全員が聞く最終発表会が行われます。
火曜日の5~8限目と木曜日1~6限目の卒業研究の時間の他、毎週6限分の卒研ALの時間が設けられています。各学生がこの時間で得られた成果を発表し、発表を聞いていた教員や学生から質問もありました。初めての研究発表という事で、教員からどのような質問が出るかと一部学生は戦々恐々としていましたが、各学生はきちんと回答してくれたものと思います。
今回の中間発表で足りなかった部分を今後の卒業研究に生かし、最終発表では自信を持って臨んで欲しいと思います。そして、卒業論文をしっかりと仕上げて高専時代の良い経験・思い出として卒業してくれれば教員としても嬉しい限りです。また、20歳で研究に取り組む高専生たちは大学に行っても稀有な存在です。大学や大学院へ進学しても研究経験が他者よりもあるというのは強みになります。この強みを自覚し、自信を持って大学編入や就職をしてくれることを期待しています。